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ブログの力(「かさぶた日録」10年) 2




(荒らされた花壇と、ネットを張った花壇)

昨日の朝から材料を買ってきて、扇型の花壇を作り、頂いた花の苗をぎっしり植えた。今朝、花壇がめちゃくちゃになっているのに気付いた。夜中に野良ネコが来て遊んで行ったようだ。新しく入れた土はふかふかで気持ち好かったのであろう。今朝、直して周りに網を張った。

(昨日の続き)
「一豊堤」の件は決着したように思ったが、それでは、どうして公的機関までが、その堤のことを「一豊堤」と呼ぶようになったのだろうか、という疑問が残った。

いったい何時からから「一豊堤」と呼ばれるようになったのか、手っ取り早く、ネットで検索してみた。

最初に検索されてきたのは、掛川市の関連HPのようで、「一豊と掛川 その4」で、「この堤は現在も地元の人達に、一豊堤(横岡堤)と呼ばれ、石碑が建てられ、大切にされています」という記述であった。これを読んで、中村先生はその石碑に「一豊堤」と記されていると早合点されたのだろうと思った。

次の検索では、2006年3月19日の「かさぶた日録」が出て来た。「一豊堤」について、自分も書いていたのである。その頃、NHKの大河ドラマ「功名が辻」で一豊が扱われていて、それにちなんだ記事で、以下のように「一豊堤」を紹介している。

志戸呂堤とか横岡堤といわれているが、藩主の名前をとって一豊堤と言われることもあるようだ。

ネット上ではこれがもっとも古い「一豊堤」の記事のようだ。自分も女房も「一豊堤」のことは義父に聞いていて、当然、一般に言われているのだろうと信じて疑わなかった。義父は自分でネーミングしたのか、誰かから聞いたのか、今となっては判らないが、誤りを広めた元凶は、顕彰碑ではなくて、この「かさぶた日録」だった。

ブログの力は恐るべきである。「一豊堤」は、もういくら否定しても、定着した名前として、消すことは出来ないだろうと思う。

義父がどうして「一豊堤」にこだわったのだろう。金谷の町は、天正の瀬替え及び一豊堤によって、大井川の川原だった一帯が利用できるようになり、開発されて出来た町である。ところがそのことは、町民にすら知られていなかった。だから、顕彰碑を建てたいと思った。その際、堤の名前が「横岡堤」や「志戸呂堤」では、その物語が見えてこない。「一豊堤」と称することで、物語が大きく広がって見えてくると考えたのではなかろうか。

同じ理由で、その後、様々なところで「横岡堤」や「志戸呂堤」ではなくて、「一豊堤」の名前が使われるようになったのだと思う。歴史的事実を曲げてはならないというのであれば、2006年、NHKの大河ドラマで「功名が辻」放送がきっかけで、地元で「一豊堤」と呼ぶようになった、と記せば、これが歴史的事実になるであろう。
(つづく)

ブログ10年目の一年、大変お世話になりました。来年はいよいよ古来稀なる齢を迎える。どんな年になるであろうか。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (アラセ)
2016-01-01 11:20:43
高天神記からほとんど毎日読まして頂いてます
昨年は静岡県(駿河・遠江)を巡り静岡が身近になりました、貴殿のブログでさらに静岡が故郷のように思えて居ます
ブログ10年目、すごいですね、いつもの行動とともに驚嘆しています
札幌は今朝から雪です、今季は雪が少ないですがそれでも近くの手稲山(4キロぐらい)で孫とスキーをしています、明日も初滑りの予定です
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-01-01 11:43:58
エー“一豊堤”の名称の真実を初めて聞きました。
実は私も“一豊堤”を大井川の平成の改修を見学した後、自分のブログでも使っていました。
そのとき横岡水神社の顕彰碑も見学したのですが全然違和感を感じませんでした。
ネットとは恐るべし! とも思いますが逆に面白いですね。
私は静岡と焼津の間のある高草山や満観峰の山域を“大崩山塊”と広めたくて盛んにブログで使っていますが一向に広まる気配はありません。
これも“かさぶた目録”と私のブログの影響力の違いでしょう。

後先になりましたが、新年おめでとうございます。
本年も毎日コツン、コツンとクリックします。
(少々お屠蘇機嫌です)
 
 
 
今年もよろしくお願いします (きのさん)
2016-01-01 23:18:27
アラセさん、はぐれさん、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

このブログのほとんどが古文書解読に関するものとなっていましたが、11年目に当って、出来るだけ、他の話題も入れて行きたいと考えております。
 
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