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「足のつめは大丈夫ですか」

(足の爪の生え具合)

松山の「まめ名人」さんから「足の爪は大丈夫ですか」というコメントが書き込まれていた。お遍路から戻って3ヶ月余り、足の爪のことはすっかり忘れていた。他の方には何の事やら、判らないと思うから、少し事情を書こう。

お遍路の後半を宇和島から始めたとき、靴を新しくした。全く同じ靴を2足買っていて、1足目の靴底がかなり減って薄くなり、最後まで持つかどうか不安であったので、後半は新しいものに交換した。交換は予定したことであった。この靴をお遍路で履くのは、2度のお遍路で4足目になり、今までマメが数個出来たくらいで、軽くて安い割りに足には優しくて、自分の足に合っていると思っていた。よもや爪を痛めることになるとは思っても見なかった。

歩き始めてしばらくして、右足の親指が靴の先に当って、このままでは危ういと思いながら、なおしばらく歩いたところで、遍路道の石ころに嫌というほど当て、爪をやってしまったと思った。痛む足をかばいながらたどり着いた宿で見ると、右足の親指の爪が内出血して赤紫に腫れている。まだ先は長いのに困ったと思ったが、親指は絆創膏できつく巻いて、靴の親指が当てる部分を、金剛杖を差し込んで何度も突いて、少しでも靴を広げるように工夫し、靴紐も先を緩め、足首に近い方をきつく結ぶなど、対処をした。

爪先が靴に当たることは無くなったが、痛みは残って、少しつらい歩きになった。二日ほどして、内出血している親指の血を出したら、痛みが無くなり、その後は絆創膏できつく巻いておけば、普通に歩けるようになった。それでも爪は一度取れてしまうだろうと覚悟した。

その状態のところを、おそらく松山で「まめ名人」さんに見せたのだと思う。足のケアについては、随分研究されている「まめ名人」さんゆえに、心配されてのコメントである。たしか、御本人も親指の爪を詰めて、生え変わるまでに医者に掛かったことがあると聞いていたから、気にされていたのだと思う。

自分の場合、30代後半に夏山登山をするようになり、当初、履いていたキャラバンシューズが足に合っていなくて、2泊3日ほどの山から帰ってくる度に、爪をおやして、生え変わるのに数ヶ月掛かった経験を何度もしていたので、今回も何も心配はしていなかった。

お遍路を結願して、帰宅後、爪が取れてしまうと、その下に新しい爪が生えつつあって、今では写真の通りに7割方生え替っている。それだから、爪のことはコメントを見るまで全く忘れていたのである。「まめ名人」さん、そんな訳で全く問題ないと思う。
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