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二枚のカードの話

(国民健康保険被保険者証と図書館仮カード)

健康保険組合から通知が来て、7月1日で健康保険組合の資格を失うので、国民健康保険の手続きをするように書かれていた。2年前に任意継続の被保険者になって、2年間が過ぎたために資格喪失となった。予定のことではあったけれども、これでまた一つ、会社人間から切り離されるわけで、一抹の寂しさもある。

感傷に浸っているわけにはいかない。会社の担当に聞いたところ、健康保険組合は資格を喪失しているから、切り換えが出来ていないと医療費を100%払って、後で届けを出して返金してもらう手続きになるという。切り換えにどの位時間が掛かるのか判らないが、すぐに国民健康保険に切替えておかないとやっかいなことになりそうで、月曜日を待って早速役場へ出かけた。島田市へ合併してから、窓口事務は五和のコミュニティセンターに行けばよいから、近くて便利である。

手続きにどんな書類が必要なのか判らなかった。まずは説明を聞こうと、送られて来た「健康保険資格喪失証明書」と認印を持って、窓口で尋ねると、その場で申込書を書いて認印を押し、急ぎますかと聞かれた。手続きにどれ位掛かるのだろうかと聞くと、15分位と言う。一週間とか二週間と言われるかと覚悟して聞いたのであったが、拍子抜けであった。一時間後に再び出向くと自分と女房、二枚の「国民健康保険被保険者証」が手に入った。

以上が昨日のことである。そして今日。数日前から図書館カードが見当たらなかった。ネットで見ると予約の本が届いているようだ。これは再発行を頼まないとならないと思い、午後図書館に行った。窓口で事情を話すと、それでは仮カードを発行するという。何で仮カードなのと聞くのを先回りして、窓口の女性は、少し時間を置くと出てくることが多いからと、先を予言するようなことをいう。

申込みを書いて出すと、6月11日ですかと聞く。前回借りた日かなと考えていると、生年月日が6月1日になっているという。最初に入力を間違えたのでしょう、今直しますからと、訂正してくれた。図書館カードを作ったのは何年も前である。特に生年月日がものを言うことも無いのであろうが、同姓同名などがあると識別に必要なのであろう。

仮カードを渡しながら、登録も仮カード登録に替えてあるから、本カードでは借りられない。出てきたら言ってくださいと念を押された。お年寄りにカードを無くして、すぐに出てきたという例が多いのであろう。最も、自分も十分年寄りで、その一人と見られていたのであろう。

お役所仕事と批判していたが、この二枚のカード、それぞれ違った意味で、お役所仕事もなかなかやるじゃないかと唸らせるものがあった。
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