カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

魔女の予言の会レポート

2008年03月24日 | My Favorite

ある時は無邪気な女のコ、ある時はトゲのあるパンク少女、ある時は全てを包み込む母親、そしてある時は恐ろしい魔女…しかしてその実体は??
Japanese_girl JAPANESE GIRL / 矢野 顕子 (1976)
そうです。アッコちゃんです。錦糸町トリフォニーホールで行われた予言の会もといソロコンサートに行ってきました。
当時20歳、長男が生まれたばかりのパンク少女が本能のおもむくままに作った作品を32年の時空を超えて今回全曲弾き語りで演奏してくれました。いやー一言で言うと「まんまと術中にハマりました」。約2時間のステージ中3回くらい泣いたキノコさん。B面1曲目の『大いなる椎の木』は1枚の絵からインスパイアされて作ったっていう話が魔法のように心にしみこみ、曲を聞きながらずーっと頭の中には大きな椎の木が嵐にもまれているアニメーションが…すごい催眠術です。ステージと客席の距離50メートル。話した事もない50代のオンナのピアノと唄声でポロポロ泣かされるなんて。矢野顕子の前世は魔女に違いない。中世ヨーロッパオルガン占いかなんかやってましたね。アンコールの『ラーメンたべたい』~『ひとつだけ』も反則でした。芸術とお笑いの紙一重のところを行ったり来たりしたかと思えばキノコさんの感動のツボ“サブドミナント・マイナー”でツンツン弱点を責めてくる…。笑いも取れて感動も与えられる魔女。矢野顕子さん、最強です。参りました。

コメント (5)
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