気の広場

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真の教え ・・・ 9.生きる指針

2010-12-03 06:59:46 | Weblog
釈尊の合理的で

  誰もがなっとくできる教えを忘れたために

    ・・・ 仏教はゆがんでしまったのです。



釈尊にかえれ! ・・・ です。


その真髄を示したことばこそ

  「内外のへだてなく」という一言に集まっています。



仏教は あるがままの人間の教えです。


二つの足で大地にたつ ・・・ 私たち自身の生きる指針です。


そのあまりに人間的であることに いま世界の人々はおどろき

改めて 仏教に

  21世紀の人類のよりどころを求めようとしているのです。




われは内外のへだてなく ことごとく法を説けり

いまわれに弟子(ひとびと)にかくせる法とていささかもあることなし

                     (長部経典) 再掲



* 2010.11  東ブータンで





真の教え ・・・ 8.再表現

2010-12-03 06:24:20 | Weblog
釈尊の教えのどこに

  神がかりなまじないや 祭り的なものがあるでしょうか。



すぐれた仏教家は 釈尊の教えを自分なりに再表現し

釈尊に近づこうとつとめ
 
  そこに独自の道を創り出したのです。


それが

法然であり 親鸞であり 道元 日蓮であるにすぎません。



・・・ これを忘れてはなりません。



* 2010.11  東ブータンで





真の教え ・・・ 7.釈尊の教え

2010-12-03 05:54:02 | Weblog
この世に変らぬものは何ひとつない。

人間は死ぬ。

我という実体はない。

中道を生きよ。

一人ゆけ。

自己探求せよ。

五つの戒めを守れ。

本質に迫れ。

学問知識より知恵を磨け。

すっ裸になれ。

ことばを大切にせよ。

人生は苦である。

つつしみを忘れるな。

渇望からはなれよ。

生物(いきもの)のいのちを大事にせよ。

ありがたし とつねに思え。

すべてのものはかかわりあっている。

泥中白蓮をみつめよ。

精進 努力 忍耐をつらぬけ。

悪を反省した人は大切にせよ。

苦しみこそ楽しみの力である。


    ・・・ これが 釈尊の教えです。



* 2010.11  東ブータンで





真の教え ・・・ 6.現実的な教え

2010-12-03 05:53:20 | Weblog
釈尊の教えは

  けっして「厭世的」でも ニヒリズム(虚無主義)でも

  複雑怪奇な哲学でもなし

  拝んでいれば幸せになるとか

  苦行しろとか

  奇蹟が起こるとか

  死んだら天国に行くとか

    ・・・ といった非現実的なものではありません。


いってみれば

    ・・・ 「オカルト」的なものは塵ほどもありません。


秘密な教えではありません。



また

  大きなお堂をたてたり

  美しく着飾って 形式ばったお経をとなえることでもありません。



* 2010.11  東ブータンで






真の教え ・・・ 5.迷信のおろかさ

2010-12-03 05:52:53 | Weblog
現代人は科学の人です。

ものごとを合理的にとらえる力をもっています。

無学文盲の人はほとんどいないはずです。


迷信のおろかさは 充分わかっていると思います。


その「合理的」「現実的」な目で

    ・・・ 仏教をよみとることです。



それには

釈尊が 直接説かれた教えといわれる

  「法句経」や「経集(スッタニパータ)」「阿含経」を

    ・・・ ひもとくことです。


そして

釈尊が 何ひとつ「神秘」を語らず 残さぬ師であったことを

    ・・・ 胸に刻みこむことです。



* 2010.11  東ブータンで