木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

経済用語が苦手な手話通訳者

2005年04月16日 13時33分25秒 | Weblog
 私は、経済問題が苦手だ。お金のやりくりが下手でいつも貧乏しているのとは別の意味で、どうも経済の仕組みはピンとこない。以前、会社の資金運用を担当する部署にいて「世の中、お金で動いている」ことを痛切に感じたが、社会問題や政治問題としてのお金の意義は実感できても、自分の「経済観念」としてはさっぱり身になっていない。
 従って手話通訳の現場でも、経済用語に関しては、その意味を正確に理解できないまま「なんとなく雰囲気」で通訳している面が多いと反省している。「雰囲気で」というのはテレビのワイドショーで聞きかじったレベルの個人的な関心の範囲での理解・解釈という意味だ。
 こういうことじゃいかんなと思って、4月16日号の週刊ダイヤモンドを買ってみた。

 「図解 みるみるわかる経済ニュース」特集なのだ。

 3編に分かれていて、「経済ニュースの本質」という導入ではライブドアのニッポン放送買収事件を題材にポイントとなる用語を改正してくれている。
 手話通訳しにくいなあと感じた用語にマーカーを引いた。

・資本のねじれ-ニッポン放送株「争奪戦」
・奇襲攻撃-市場外取引
・TOB
・新株予約権-持ち株比率
・籠城作戦-焦土作戦、第三者割当増資、貸株、ホワイトナイト、増配、安定株主工作、ポイズンピル、パックマンディフェンス
・次の一手-LBO

 第2編がさらに3つに分かれていてPart1「基礎習得編」
 1時間目は「総合学習」
・GDP-景況感、景気は「踊り場」にある

 2時間目「国語」
・自民党幹部と自民党首脳とは誰か
・政府首脳とは

 この単元には「マスコミ特有の表現はこう読む!」という一覧表も掲載されている。
・「このほど」=あいまいな日付表現を使うのは、それがいつ掲載されてもよい暇ネタである証左
・「浮上」=ほぼ間違いないが、発表待ち
・「する意向」=何かをする気だが裏が取れていない場合

 また内閣府が発表する「月例経済報告」の用語にも触れ、
・おおむね
・「停滞」と「弱含み」
・「景気は減速局面」と「景気は足踏み状態」

 3時間目は「算数」で、楽天の2004年度連結損益計算書を見ながら科目名などを解説

 4時間目が「理科」。パソコン・IT関連用語解説

 5時間目の「社会」では、年表で日本経済20年の歴史を徹底解説。ちなみに私はこの「歴史」がもっとも苦手。

Part2読みこなし編では、経済記事がすっきり理解できる12にキーワードが紹介されている。

・資金調達-CB(転換社債)
・M&A
・インサイダー取引
・企業ガバナンス-執行役員、CEO、社外取締役
・円高
・株価膠着
・原油高騰
・投機資金
・社会保障改革
・郵政民営化
・元切り上げ
・BRICs

(続く)

と書いた後に2回も続きの原稿がフリーズで消えてしまった。どうなってるんだ!
ただ単に、BRICsっていうのは、ブラジル、ロシア、インド、中国(チャイナ)の頭文字だということと、Part3裏読み編「ニュースを鵜呑みにしない 裏を見抜く技術」の事例として挙げてあった「少年凶悪犯の急増」という朝日新聞の記事に見られる「ある意向」を紹介したかっただけなのに・・・。
(終わり)
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