木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

books167「障害者福祉の世界」佐藤久夫・小澤温著(有斐閣アルマBasic)

2010年04月22日 21時17分19秒 | books
障害者福祉の世界 第4版 (有斐閣アルマ)
佐藤 久夫,小澤 温
有斐閣

このアイテムの詳細を見る

「障害者福の世界」第4版が出ました。
試験勉強のテキストとして最適な一冊ではないかと思っています。
特に今回は障害者自立支援法が網羅され、さらに昨年の民主党政権誕生を受けて、その「自立支援法のつぎ(「障がい者総合福祉法(仮称))」を見通した記述がなされており、今後の障害者福祉の動向を考える上での基礎知識を得るにも良い参考書となっています。
著者は、日本社会事業大学教授の佐藤久夫先生と東洋大学教授の小澤 温先生です。
そういえば全通研の機関誌「手話通訳問題研究(略称?「研究誌」)」の最新号(111号)の特集は『動きだした福祉制度改革-みんなで動けばかなえられる!』ですね。
このテキストを読んでから研究誌を読めば歴史的な背景もわかりやすいと思います。

「障害者自立支援法」施行後の最新の制度状況や評価,新たに生まれた課題などを盛り込み,障害者福祉を体系的に解説。

〈もくじ〉
第1章 「障害」と「障害者」をどう理解するか■障害者観とICF(国際生活機能分類)
 1 「障害」の意味
 2 障害の3つの次元(国際障害分類)
 3 国際生活機能分類(ICF)
 4 生活機能と障害の構造的理解-ICFの活用
 5 障害者の法的定義
 6 日本の障害者統計
第2章 障害者福祉に影響を与えた思想 ■5つの代表的な思想
 1 思想を学ぶ意義
 2 基本的人権とそれに対立する思想
 3 ノーマライゼーション
 4 リハビリテーションの変遷と自立生活運動
 5 エンパワーメント-新しい障害者支援の考え方
第3章 障害者福祉制度の流れを理解する■歴史とその展開
 1 戦前(第2次世界大戦以前)の障害者福祉
 2 戦後の障害者福祉制度の始まり
 3 高度経済成長期と障害者福祉制度の展開
 4 転換期の障害者福祉制度
 5 制度の見直しと今後の障害者福祉
第4章 生活支援と自立支援      ■障害者福祉の方法
 1 生活ニーズと生活支援
 2 生活支援としてのソーシャルワーク
 3 地域作りとしてのコミュニティワークの方法
 4 社会資源の開発としてのボランティア活動
 5 ソーシャル・プランニング-障害者計画作り
 6 自立と自立支援
 7 ケアマネジメントの考え方と方法
第5章 地域生活を支える       ■障害者福祉の制度と体系
 1 障害者基本法と障害者施策の体系
 2 障害者自立支援法の制定
 3 障害者福祉の「一元化」「統合化」
 4 新たなサービス体系と雇用促進
 5 サービス支給決定の「公平化」「明確化」
 6 国の財政責任と強化と利用者負担
 7 関連施策の現状
第6章 障害者と社会         ■障害者差別の温床とその克服
 1 障害者施設設置への反対運動の実相
 2 障害者に対する偏見・スティグマ
 3 共感的な障害者観の形成
 4 共生社会への道
第7章 障害者福祉の国際的動向    ■「みんなのための1つの社会」をめざして
 1 世界のノーマライゼーション達成度
 2 世界の障害者統計
 3 「保護される権利」から「参加する権利」へ
 4 アジア太平洋障害者の10年
 5 世界のトピックス

四六判並製カバー付, 284ページ
定価 2,100円(本体 2,000円)
ISBN 978-4-641-12397-7
2010 年03月25日発売
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソニー「ブロギー」の周りで手話で会話したらどうなる?

2010年04月22日 01時45分11秒 | Weblog
SONY モバイルHDスナップカメラ bloggie PM5K ホワイト MHS-PM5K/W

ソニー

このアイテムの詳細を見る

いま、ふと思いついたんですが、ソニーのモバイルHDスナップカメラブロギー(MHS-PM5K)に付いてる360度レンズを使って、その周りで表現された手話による会話を録画したら面白いんじゃないか?
ファミレスでテーブルの中央にブロギーを置いて、その周りでみんなで手話表現について議論する、あるいはその手話単語を使用する例文なんかをいろいろ考えてもらう、その会話をブロギー360度レンズで撮影したら・・・。
これはなかなか面白いかも。以前から手話を「会話」として記録したかったんだけどビデオカメラは撮影者自身を撮影することができないから、一方的に「被写体」を撮るしかなかった。
でもブロギー360度レンズなら質問した手話とそれに答えた手話を両方とも1画面で捉えられるのでは?
そうしたら手話のインタビュー映像も可能になる。
音声ならマイクを通して撮影者の質問の声を録音し、被写体は映像と音声で答えることができる。だったら手話の場合はブロギー360度レンズを使ってインタビュアーの手話と解答してくれた被写体となるろう者の手話を両方とも1画面で撮ればいいかもしれない!
う~是非やってみたい!でもそのためにはブロギー20,791円を買わなくてはならない。これは困った!
ソニーさん、このアイデアを試すために私にブロギーを1ヶ月くらい貸してみませんか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする