最近は使われる事が無くなった 自転車の Boss ボスフリー
今回はサンツアーのボスフリー 6速の物を分解整備します
友人から預かったホイールに装着されていた SUNTOUR サンツアー
前田工業のボスフリーです これは 5段フリーから 6段フリーに
移行し始めた頃の ギア間隔が狭く バックエンド 120mm巾に
使えるウルトラ6 と呼ばれている物でしょう
スプロケットも良く錆びていますが 空転させるのが困難な位
調子が良く有りません おそらく内部はカピカピでしょう
これを最高の状態に生き返らせてやりましょう
まずは スプロケットを分解します 使う工具はスプロケットリムバー
2本です
このフリーはトップギアがねじ込みで 最近のカセットフリーで
使う ロックリングの用途を兼ねています ※ ここは正ネジです
トップギアを外すと 後の2速から6速までは スプライン構造の
はめ込みです 今のカセットフリーと構造は一緒ですね
6枚の歯とスペーサーが外れ ボスフリー本体だけになりました
今回の整備の主な目的は フリーの空転の状態を良くしてやる事
ボス本体を分解するのには蓋を外す必要が有ります 黒い部分が
蓋です カニ目レンチでやってみましょう
この蓋はこんな簡単に開ける事は出来ません 又この位で緩んでも
困ります
この蓋は マイナスドライバーを当てがい 殴ってやるのが一番です
※ ここは逆ネジです
実は今使っているドライバー これは頭が潰れたネジを
ハンマーで殴り 頭にドライバーを食い込ませネジを緩めると
言う物で ドライバーの先はかなり硬度が有ります
蓋が少し緩めば 後はカニ目レンチでオッケイです 蓋が外れました
内部は想像していた通り カラカラ、カピカピで油気が全く有りません
見事です(笑)
ここに使われている スチールボールは仁丹と呼ばれる 1分玉
規格の呼びは 1/8 サイズ 3.175mmです
この小さなサイズの鋼球は ボールレースに組み込む際
写真の様に一杯に入れて 一個抜く これはお約束事です
蓋が外れたので フリー本体の外側を外しましょう これは
持ち上げるだけで外れます
少し引き上げただけで ハブ側のスチールボールが バラバラ
と落ちます ここでボールを良く無くすから注意が必要ですよ
ここまで作業を進めましたが まだ写真が沢山有ります
一度の日記にするには 長くなってしまうので続きは次回に
させて頂きます
次はボスフリーの要 ラチェット部分をご覧頂けますよ
今回はサンツアーのボスフリー 6速の物を分解整備します
友人から預かったホイールに装着されていた SUNTOUR サンツアー
前田工業のボスフリーです これは 5段フリーから 6段フリーに
移行し始めた頃の ギア間隔が狭く バックエンド 120mm巾に
使えるウルトラ6 と呼ばれている物でしょう
スプロケットも良く錆びていますが 空転させるのが困難な位
調子が良く有りません おそらく内部はカピカピでしょう
これを最高の状態に生き返らせてやりましょう
まずは スプロケットを分解します 使う工具はスプロケットリムバー
2本です
このフリーはトップギアがねじ込みで 最近のカセットフリーで
使う ロックリングの用途を兼ねています ※ ここは正ネジです
トップギアを外すと 後の2速から6速までは スプライン構造の
はめ込みです 今のカセットフリーと構造は一緒ですね
6枚の歯とスペーサーが外れ ボスフリー本体だけになりました
今回の整備の主な目的は フリーの空転の状態を良くしてやる事
ボス本体を分解するのには蓋を外す必要が有ります 黒い部分が
蓋です カニ目レンチでやってみましょう
この蓋はこんな簡単に開ける事は出来ません 又この位で緩んでも
困ります
この蓋は マイナスドライバーを当てがい 殴ってやるのが一番です
※ ここは逆ネジです
実は今使っているドライバー これは頭が潰れたネジを
ハンマーで殴り 頭にドライバーを食い込ませネジを緩めると
言う物で ドライバーの先はかなり硬度が有ります
蓋が少し緩めば 後はカニ目レンチでオッケイです 蓋が外れました
内部は想像していた通り カラカラ、カピカピで油気が全く有りません
見事です(笑)
ここに使われている スチールボールは仁丹と呼ばれる 1分玉
規格の呼びは 1/8 サイズ 3.175mmです
この小さなサイズの鋼球は ボールレースに組み込む際
写真の様に一杯に入れて 一個抜く これはお約束事です
蓋が外れたので フリー本体の外側を外しましょう これは
持ち上げるだけで外れます
少し引き上げただけで ハブ側のスチールボールが バラバラ
と落ちます ここでボールを良く無くすから注意が必要ですよ
ここまで作業を進めましたが まだ写真が沢山有ります
一度の日記にするには 長くなってしまうので続きは次回に
させて頂きます
次はボスフリーの要 ラチェット部分をご覧頂けますよ
私もサンツァーの7段を使用してる一人です。(エンド126mm)
今まで怖くて開けれませんでしたので、今回の企画は大変楽しみにしてます。
仁丹ですね、懐かしい光景です。
中学生のころ、パイオニアの店内でMさんや故Yさんから手ほどきを受けながら、この作業をやっていました。床に仁丹ひっくりかえして、叱られていました。
いまでも月に何回か6段13-21に乗って走っていますが、現行10Sに比べて潔いよいですが、42×ロー21Tで山を登ると脚にきますね。
普段はそれほど頻繁に 分解はしなくても良い部分ですが
思い出した頃に手入れをしてやるとフリーも長く使えると思います
このスチールボールは誰がしても 全て床に落ちますからね
一度ボールを落とすと不思議と出て来ないのは何故なんでしょうね
選手時代には 六甲山を2千回は登りましたが
もう行こうとも思わなくなりました
ボスは5速までしか使った事が有りませんが 今の多段フリーは使うとやはり良いですね
仁丹は情け容赦なく
四方八方に逃走を図りますね(笑
次回ラチェット部分楽しみです。
工具だけでなく、長くつんだ経験からの感覚や力加減などの選択要領の良さが流石です!
シートポストすら抜けないです・・・
工程写真見ていると気持よいです、これからもがんばって真似します!!!
フリー内部って 一般車なんかは ほとんどこんなのなんでしょうね
ロード用でも手応えが悪くなるので グリスの量は少ししか入れませんから
日々注意をしないとね
そうそう ボールを落とすと何故か出て来ませんね あれは何処へ行くんだろう・・
いやいやそう言って頂くと 大変嬉しいですが
それ以上に恥ずかしいです(笑)
シートポストやステムの固着は 面倒ですよね
あまりしたくない作業です
部品を壊す覚悟で挑む作業は気が滅入りますね
ギアを一枚一枚はずすことまではしませんでしたが、フリー部の仕組みも理解できました。
非常に参考になりました。ブログのいいネタにもなりましたwありがとうございました。
この様なブログがお役にたって良かったです
貴ブログも見せて頂きました
ボスフリーはサンツアーPerfect 888 です。
仁丹のような小さなベアリングが上側に36個、下側に42個、キッチリと入っておりました。
それぞれ、1個づつ、隙間が空くようにした方が良いのでしょうか?確かにギチギチに並ぶとすべての玉が四六時中隣の玉とこすれあって良くないイメージはできますが?
何分素人なものですから、ご教授寝返れば幸いです。
taikipapamama.pokebras.jp
まずご質問の件
回転部分の構造を理解して下さい 主に3つの部品で構成されています
1 カップと呼ばれる 玉受け
2 スチールボール
3 コーンと呼ばれる 玉押し
玉受けにボールを並べ玉押しで押えています
玉受けにボールを並べた時に隣同士の玉が触れ合うのは問題有りません
この時 ボールを入れ過ぎるとボールが重なり合う様な状態になり 玉受けから浮き上がります
しかしこのサイズのボールはその状態がとても判断し難いのです
そのまま玉押しを取付ける事も出来てしまいます そのまま使うとボールの破損に繋がります
フリーを分解した時に何個のボールを使っているのか数えた事は有りません
そんな中で安全な組立ては ボールを一杯に並べて一個抜く このサイズのボールを使った回転部分はそれでOKです
これは自転車の分解整備が頻繁に行われていた頃、老舗の自転車屋さんに教えてもらった方法でもあります
今回は折角ボールの数を数えられたのですから その通りに戻されたら良いですね
1個抜くのは安全策なのですね?
レストアなのでその辺は自己判断、と。
ありがとうございます
大変勉強になりました。
今後とも、記事を楽しみにしております!!
隣りと競る位ボールを入れると不具合が起るからですね
今回分解されたフリーも恐らくボールを並べて行くといくらかの隙間は空いていると思います
この記事はフリーの整備が完了するまで 5つの記事が続きます
最後の記事の末尾に その流れを載せています、またお時間が有ればご覧になって下さい
最後の記事: ボスフリー メンテナンス完了
http://blog.goo.ne.jp/kino55crazy55/e/f10805bd348ccb71163e9b188786ab9f