普通自転車 出張整備

一本のラインが入りました 自転車に空気を入れようとしたら 後ろのタイヤから音がして
空気が抜けました 直してもらえませんか？





天気の良い日でした　丁度自転車小屋に居たので車に道具を積んでパンク修理に来ました
私がたまに面倒を見ている自転車です






後輪を見てみます 話を聞いていると多分虫ゴムでしょう
ナットを外すとゴムが切れていました 新しい奴に交換し
パンクの件は完了です　バルブの曲がりも無かったので
空気圧の管理は出来ている様です






暫く触っていない自転車なので 一通りの点検整備をしてやります
前輪のアルミリムがブレーキゴムで削れて 基の色が解らない位
汚れています




ちょっと洗ってやりましょう






バケツで洗剤を希釈します　台所用洗剤で充分です






洗車ブラシを使い前輪を洗うと 凄い色の泡になります
綺麗になって行く過程は嫌いじゃありません




アルミリムの色になりました　気持ちが良いです






後輪はバンドブレーキなので 前程酷く有りませんが
やはり洗ってやると綺麗になります




自転車全体を洗い洗車は完了です




次は各部ネジの増し締めをし 適したオイルも注してやります
そのつもりで 道具やオイルの用意はして来ました






後輪のハブナット これ結構緩んでる事が有ります
輪業レンチで増し締め 大丈夫でした　14-15mm の
コンビネーションレンチを 輪業レンチと呼びます




スタンドを含め この周辺の必要ヶ所にオイルをスプレー
WAKO'S ワコーズ CHL チェーンルブです　フッ素系で
便利なオイルです






クランク取り付けの フィキシングナットも確認します
一般車に多い ナットで締め込むタイプです




輪業レンチの 14mm ボックスを使い増し締めをします
ここにも オイルをスプレーしておきます






ペダルがクルクル良く回っています　これで安心しては
いけません グリスが切れている症状です 蓋を開けます






やはりグリスが枯れています ここにもオイルをスプレー
します　クランク側の隙間からも注油しておきました




前輪のハブナットも締め込み 片方が少し締まりました






ハンガーの状態を点検　ロックリングが緩んでいました
フックレンチを使います






S字フックレンチをロックリングに掛け 目一杯締め込みます
JIS 規格のハンガー 左側のネジは正ネジです　そして一般車で
ITA 規格はまず使われていません






リムが綺麗になり ペダルの調子も良くなりました　他にも
チェーンやハブの回転部、リング錠の作動部などにオイルを
注しました





何時も触っている競技用自転車と比べると随分雑な整備ですが　この様な事でも
定期的にしてやると 自転車の状態は良くなります　実際この汚れた自転車でも
チェーンの状態は凄く良かったです　タイヤの空気入れは 2週間に一度
チェーンの追加オイル注しは 2ヶ月に一度 これだけで良いと思います