Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ホイール組 後記

2009-02-05 07:31:35 | ホイール
前回1ランク上のホイール組なんて生意気な記事を書きましたが 
上級のホイールビルドに興味が有った方達には満足して頂けたのではないでしょうか 
今回はその時に書けなかった事などを書いてみます







ホイールを組む時には使用する各部品やスポーキング(組み方)により 
まずスポークの長さを決めるのですが
スポークの長さを求めるのに これ位ハブやリムそしてニップルの計測をしておきます
別に作図をする必要は有りませんが 自分が分かり易い方法で良いと思います 
これも適当に書いたフリーハンドです






各寸法とも結構シビアに測っています こんな処でつまづきたくないですから・・(笑)
リムの中にニップルの頭がどれだけ出るかは大切じゃないかな? スポークのネジ端を
何処に収めるか直接係わりますし ここはスポークの長さに即影響しますからね 
ここまで用意してから計算器に数値を入れます ちなみに今回は結果として思い描いた理想
の長さでした






思う処が有り一旦組み上げた後輪をばらしました 
まだ一度も乗っていない車輪ですがハブにこれだけスポーク跡が付いていました
スポークの張力ってかなりの力なんですね
写真上が左側のフランジ 写真下がギアサイドのフランジです 上の方がやや傷が
深いのはオチョコの関係でしょうね






触れ取完了後、緩み止めを1滴差すのは前回書きましたが これがどれ位ネジに回っているか
全部確認しました ほとんどのスポークがネジの奥まで回っていました LOCTITE 222 液状の
低強度、ニップルを緩める時にやや抵抗が有る位です 290の方がやや強度が有り浸透タイプ
でもありますから きっと290の方が良いですね






スポークを編む時に逆のフランジ側のスポークが邪魔だと思うのですが
ワッシャーでこの様にまとめてやると作業が楽ですよ ワッシャーの使い方まで見えるかな? 
ワッシャーの中にはスポークを2本しか通していません






ニップル回しにも色々な種類が有ります 私は長年使ってきた昔からの丸い物が使い易いのですが
やはりこの Park Tool の物が良いですね ニップルに依り使い分けますが
下の写真の様に同じサイズでも 左の2面支持と 右の4面支持が有ります 
でも私は2面支持の方で充分だと思います



緩み難いホイールを作る為の 1ランクアップのホイール組
何かお役にたった事は有ったでしょうか 自転車整備はホイール組に限らず
自分の感覚で行う部分も多く有ります、そんな処はご自分で工夫されたら良いですね 
では楽しい自転車ライフを・・・(笑)


コメント (2)
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