人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

無策の楽天野球は大ピンチだ!

2010-06-27 10:58:11 | 日記
ワールドカップは日本代表の予選突破で大いに盛り上がっているが、そんな中プロ野球の方はというと、、、、。

交流戦を勝ち越してさあこれからという時に、楽天は今一つ波に乗れないでいる。昨日も2対1と接戦をものにできずについに最下位へ転落してしまった。

今年はどうも接戦に弱い傾向があるね。エースの岩隈や永井が好投しているときに点が取れないという悪循環を繰り返している。マー君こそ8勝5敗とそこそこの成績を上げてはいるが、岩隈と永井で貯金を作れていないというのが最大の誤算だ。

決して彼らが打たれて負けているという試合は少ない。粘り強く試合を作っているにもかかわらず、打線の援護がないのが致命的だ。

確かに打線は水ものであって、波があるのは仕方がない。ただ、今年の楽天の攻撃を見ていると策というものがほとんど見られないのが現状だ。

要は手成りで打線が爆発した時は勝てるが、打てないときはなすすべもなく敗れるという、いわば弱いチームの典型を示している。

チーム打率なんていうものは、2割5分あれば強打線だ。しかし所詮2割5分ということを考えないといけない。4回に1度しかヒットを打てないという数字だということなんだね。それでもチーム打率とすれば優れているということになるが、上位にいるチームというのは、その4回に1回をどのようにして点に繋げるかということなんだね。

残念ながら楽天にはその策が全く見られないということが悲しいし、これじゃ成り行き任せの試合運びであり、メジャーリーグの弱小チームによくみられるパターンだ。

ブラウン監督はメジャー流の投手起用や戦術を考えているのだろうが、はっきりいってそれでは日本では通用しない。確かに打者のパワーや投手の球速はメジャーの方が上だろう。しかし、戦術に関しては明らかに日本の野球の方が上である。

例えば投手交代にしても、エース級が調子が良くても100球を目処に代えてしまうことが多すぎる。その投手交代の失敗だけでも相当数の負け数を増やしている。アメリカのようにローテーションピッチャーは中4日くらいでどんどん投げる場合であれば、100球を目処に代えることも当然だろう。しかし今の日本のピッチャーのローテーションは中6日、要は1週間で1度しか先発しないのだ。

それなのに球数に拘り、調子がいいのに代えてしまう。特に楽天の場合などは、エース級とそれ以外の投手には他チーム以上の力の差がある。それでも平気で代えてしまうようなことをやれば、選手は腐ってしまうのは当たり前だ。

決めごとはあってもいいだろうが、今のブラウン野球は「馬鹿の一つ覚え」的な野球でしか無い。これでは今から楽天の最も苦手な夏が来るのに上昇の手掛かりすら見出せなくなってしまうだろう。

やっぱりこのブラウンという人には残念ながらチーム力を読むという能力が欠けている。どのチームも夏場に差し掛かり選手も疲れのピークを迎える時期に、単に選手の能力だけに頼る試合運びでは最下位に沈むのは目に見えていると言わざるを得ないだろう。

だから見ていても戦術を楽しむということができない。ただ打って走って投げてという低レベルな試合になってしまうんだな。今の楽天の選手達は、幸運にも野村監督のもとで細かい野球のやり方も叩きこまれてきている訳だ。その財産を殺してしまうような采配しかできないのであれば、監督失格だ。

何も野村野球を真似しろというのではない。細かい野球を身につけた選手をいかにブラウン流に活かせるかというのがその監督の技量なんだ。ただそれが欠如しているんだね。

最下位を独走していた日本ハムもここにきて昨年のような野球ができるようになってきた。投手を除いては大砲と呼ばれるような外人選手のいない国産打線でありながら、しっかり点が取れるチームに戻ってきている。

ただでさえ7月の成績がダントツに悪い楽天が、今のような無策の野球を続ければ、最下位独走になってしまうのは明らかだね。ここにきて橋上ヘッドコーチなども解雇したツケが来ているな。

選手を把握できないコーチなんてクソの役にも立たないよね。やっぱり安物買いの銭失いになってしまったね。
どんなスポーツでもそうだが、戦術の無い試合ほどつまらないものは無いんだよね。

分かってますか、ブラウンさん?