人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

また口蹄疫が拡大

2010-06-10 10:04:51 | 日記
折角沈静化してきたと思った矢先の再発に宮崎県もショックを隠せないようだ。

宮崎県の口蹄疫は、20数万頭の殺処分などを行い、一時期の完全隔離状態から半径10キロ以内の移動が可能になったりと、ようやく沈静化してきたやに思われた矢先に、今度は県内での畜産業の中心地である県南西部に飛び火してしまったようだ。

県の大規模畜産業の中心地である都城市で9日3頭の牛から口蹄疫のウイルスが検出された。ただちにこの牛を育てている牧場の半径1キロ以内を立ち入り禁止にしたほか、この牧場が保有する250頭の牛もすべて殺処分された。

スーパー種牛と呼ばれる5頭がなんとか現在も口蹄疫の検査で陰性が確認されてはいるが、60キロも離れたこの地域にまで感染が拡大されたという事実に県も大ショックのようだ。

これまでもすべての県内の畜産農家は注意を徹底していたにもかかわらず、こうして感染が広がったということはまだまだ終息までは遥か遠い道のりと言わざるを得ないのかもしれない。

しかし、この前感染の広がりが治まったということで規制が緩和されたというニュースがあったわけだが、その中で気になる部分があったんだね。何かというと、一般の市民だったが、それまで道路なども至る所で通過する車などに消毒が施されるために面倒だと言って、遠回りでも迂回して行っていると答えたご婦人の方がいたんだね。

それを聞いたときに、あッこれはまずいんじゃないと思ったね。そうやって消毒を回避して車が通行しているということが実際行われていたとすれば、折角口蹄疫を封じ込めるということの意味が無くなってしまうんだよね。

当然このご婦人は畜産農家ではないのだが、この人のようにこれだけの被害が出てみんなで何とかしようと思っている中でも、自分の利益、ここでいえば面倒だというようなことで消毒を避けて県内を移動しているというとんでもない事実があるということは情けない限りだ。

こういうところにも今の日本人のモラルの低下というか自分さえよければという考えが広がっているんだね。

しかし、ほんとに何とか食い止めないと、宮崎県だけの問題じゃないからね。日本全体の問題であり、更に拡大していく恐れが高まったということだ。

菅政権が誕生して、農水大臣も新しく代わられたが、就任早々大問題が降りかかってきたということだね。とにかく迅速な対応が急務だな。

郵政法案も選挙も大事だが、こういった緊急事態こそ真っ先に対処しなければならない問題だね。