人生ひとり旅気まま旅

ぶらり海外旅行に行った記憶、思い出を中心に楽しく伝えたい。

日本も政治のやり方を変えないと、、、、

2010-06-04 10:11:55 | 日記
就任後8カ月強という史上5番目の短命政権で終わった鳩山内閣だが、あと数時間で新代表が選ばれることになる。

念願の政権交代を勝ち得た民主党だったが、そもそも民主党内にいまだに自民党よりも自民党色の濃い小沢さんがいたということ自体が、結果的に命取りになったということだ。

確かに彼は歴代自民党でも最年少の幹事長に就くなど、早くから頭角を現していた。もちろん師と仰ぐ田中角栄元首相の影響力が大きかったのも事実だが、いつのころからか彼は自分がトップに立つということよりも、フィクサーになることを選んでしまったんだね。

そもそもその時点で彼の政治家としての存在意義が変わってしまったのだと思うね。自分の信念を貫き、政治家としての本望である1国の主を目指していたなら、おそらく自民党時代に叶えられていただろう。

それがフィクサーに代わってしまったことによって、彼のやりたいことというのが自民党内では無くなってしまったということだと思うね。55年体制の中で、派閥の中での順送りの首相では彼を満足させることができなくなってしまったということだ。

そしてそれを満足させるがために自民党を出るしかなくなってしまったということか。要は自民党以外でも自分の力を見せつけるということが、彼の興味の対象になって行った様な気がするね。

だから選挙にしても自民党の弱点を突く手法も熟知している訳で、ついに民主党においてその念願を果たした訳だ。ただその前にも細川政権の時に自民党以外で政権を取ったわけだが、所詮より集め政党の連立だったためにあっという間に崩壊してしまった。

ただ悲しいかな、今回の政権交代では前回とは違い、民主党という議席の上でも過半数を取った大きな政党での成功だったわけだが、所詮は選挙結果に基づく自分の陰の力を鼓舞することに陶酔してしまうことに対して、周りの見方が変わっていたということだ。

自民党と長らく相対してきた民主党の中にあって、もっとも自民党的な力を発揮する人物が影響力を持つということは、誰が考えても長続きするはずがないんだね。

そいいう意味でも今回小沢さんが幹事長を降りることになったということは民主党にとっても朗報なはずだ。ただ本来ならば、鳩山さんと同じように政界から去ってもらえれば尚いいことなんだがね。

所詮今の日本の政治は、完全に狂ってしまっているんだよね。本当に国民のため日本がよくなるためではなくて、いかにして選挙に勝つかという単なる椅子取りゲームになってしまっていることが問題なんだな。

しかもその椅子取りゲームのためなら手段を選ばずというやり方だからね。その一番悪影響が出ているのが比例代表制だよね。党の理念や政策に同意してもらうのではなく、人気のある人を出しての客寄せパンダで票を集めるという暴挙を野放しにしているやり方だからね。

これも議員定数を減らせば解決できる部分があるよね。残念ながら衆議院480人、参議院242人、合計722人もの議員さんがほんとに必要なのかというとそうじゃないよね。実際失礼な話だが、名ばかりの議員が山ほどいるよね。しかもそのほとんどが比例代表で選ばれた人達に多いんだよね。

やっぱりここらで根本を見直さないと、いつまでたっても日本の政治はよくはならないだろうね。自民党から離党して様々な小さい政党を作っている人たちも、所詮は自分のところだけの理念では政治ができない訳で、結果数合わせの連立でしか生き延びられないんだからね。

今回の民主党政権でもそうだが、所詮根本の理念が違う政党と連立を組んだためのトラブルが起きたわけだしね。

4年間で4人も首相が変わる国なんてどこが相手にしてくれるっていうのかね。やっぱり政権政党の党首、要は首相には少なくとも4年間なら4年間は任せるということにしないと結局はなにも変わらないということになるんだね。

そして人気を全うした首相には政界から引退してもらうというのがやっぱり筋なんじゃないのかね。

まあ少なくとも今回は、小沢さんには即刻引退してもらいたいね。そうでなければ少なくとも離党すべきだよ。彼のやり方そのものが日本の政治のダメな部分の象徴だからね。