観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「三代目明智小五郎」。要潤はどこを目指しているのか?

2010年04月15日 | 映画・ドラマ
 毎回、名探偵・明智小五郎の孫である明智中五郎(田辺誠一)が毎回殺されちゃって、幽霊となり自ら犯事件を解決させることを条件に毎回生き返らせてくれることを父・大五郎(西岡徳馬)の霊と約束。
 アシスタントは小林少年の末裔である小林少女(小池里奈)。
 終始コメディタッチの展開。
 第一話は「モナリザの刺繍」って話しで、要潤がゲスト。まーっ、要潤良くやった。しかし、このところの彼の役所を見ていると、どこを目指しているのだろう?
 まあ、二枚目ではあるのだろうが、イケ面ではないし、ガンガン若いイケ面が出て来ると微妙だよね。田辺誠一も二枚目、三枚目どちらもこなせる役者だが、顔だけ取れば微妙だし。
 このタイプには、田辺誠一、要潤のほかに、佐々木蔵之介、大泉洋あたりが居るかな?
 みなさん、どんな役でもこなせる役者さんで好きですが、今回の要潤の超ど級のかっ飛びには驚いた。
 ドラマ自体は、面白い。どこまでマンネリさせないで続けられるか期待しよう。

「ロス:タイム:ライフ」。アイディアに価値あり。

2010年04月14日 | 映画・ドラマ
第1節「人生の最期に何かが起こる!」
 スクープを狙う報道カメラマンの中山春彦( 瑛太)は、篠田からの情報を得て麻薬取引のガサ入れ現場のスクープを取ろうとするが撮影に失敗し、マフィアに拳銃で撃たれ死亡。春彦には4時間17分のロスタイム。春彦はスクープを狙おうとするが、5年前に別れた恋人(吹石一恵)を思い出し、意を決して会いに行く。

第2節「正義は勝つ!!奇跡の捜査線」
 念願の刑事になった都並浩太( 小山慶一郎)だったが、思い描いていた刑事とは違い、定年間近の五味(平泉成)と共に証拠品の整理に明け暮れる日々ですっかりやる気を失っていた。3日目、捜査中、引ったくりの現場に遭遇し、犯人を追いつめるが、浩太は犯人に拳銃で撃たれ死亡。3時間21分のロスタイム。
 犯人を逮捕すべく捜査を開始し、自分に発砲してきた引ったくり犯の正体が五味が個人的に捜査していた強盗殺人事件の容疑者であることを突き止める。

第3節「決戦はスーパー!?母は走る家族の為!」
 節約が特技の専業主婦・井原淑子(友近)は、たまには豚肉ではなく、牛肉入りのスキヤキを家族に食べさせようと、主婦たちの追撃をかわし、裏道を抜けて自転車でスーパーに向かっていたが、娘の欲しがっていた振袖の展示即売会のポスターに気を取られて階段から転落してしまう。2時間29分のロスタイム。自分の死期を悟った淑子は、大急ぎでスーパーに駆けつけ、タイムサービスの牛肉争奪戦に身を投じる。

第4節「看護師の涙が起こすドーハの奇跡!」
 看護師の松永由紀子(上野樹里)は、結婚を考えていた恋人の荻野( 設楽統/バナナマン)に婚約者がいたことにショックを受け、病院の屋上から飛び降り自殺を図る。4時間44分のロスタイム。再び屋上に上がるも、そこで同じく自殺を図ろうとしていた尾元(温水洋一)とひょんなことから共に行動することになる。やがて由紀子は自分の人生と向き合う中で、死を選んだことを後悔し始める。

第5節「究極の選択!夢か告白か?」
 森保甫( 伊藤淳史)は自作の漫画が漫画誌の新人コミック大賞でグランプリを受賞。ようやく幼い頃からの漫画家になるという夢が叶い有頂天だったが、デビュー作の原稿を編集部に届ける途中、立ち寄った書店でガス爆発に巻き込まれてしまう。3時間13分のロスタイム。
 原稿を届けようと編集部に向かうが、途中で幼なじみの由香里( 美波)の家へ行き先を変更する。そこで由香里の結婚話を知り、途方に暮れた甫は幼い頃よく遊んだ公園で偶然由香里と出会う。二人は思い出話を語り合り、互いの想いを伝え合うが…。

第6節「ヒーローになりたい男!」
 売れない役者の北澤光一( 田中直樹/ココリコ)は遊園地のヒーローショーでは悪役を演じたり、受けたオーディションにはことごとく落ち続け、鳴かず飛ばずの現状。ある日オーディションに向かう途中、工事現場でいじめられていた少年を助け、鉄骨に引っ掛かった自分のカバンを無理矢理引っ張ったために落下してきた看板の直撃を受け死んでしまう。5時間01分のロスタイムが。
 テレビ局に押しかけ、がむしゃらに役をつかもうとするが上手くいかない。日頃から隼也に不満を持つメンバーと共に、ヒーローショーの中でサンバイザーXを倒すことを画策する。

第7節「華麗なる極道の妻~愛する夫の仇討ち!」
 昭和63年の荒川区、竜崎組組長の妻・竜崎瑠偉子( 常盤貴子)は、敵対している勝矢組に夫(吹越満)が殺され、遺体を持ち去られたと聞き、単身勝矢組に乗り込もうと屋敷を出たところを刺客の凶刃に倒れてしまう。2時間59分のロスタイム。
 残された時間で仇討ちを決行するため、舎弟のタケル(濱田岳)と共に勝矢組に乗り込んだ瑠偉子は勝矢組組長・公男の口から思いがけない真実を知ることになる。

第8節「私頑張りました!女部長は銭湯で泣く」
 スポーツ用品メーカーで若くして広報部部長に抜擢された堀池清美( 真木よう子)は仕事に忙殺されていたが接待の席で「忌憚のない意見」を言ったばかりに、岐阜の工場に異動させられることに。失意の中、尾元(温水洋一)と知り合い酒を酌み交わすが、心臓発作の過労死。5時間31分のロスタイム。辞表を叩きつけ、開店の案内ハガキが届いていたレストランに予約を入れ、仲間たちに連絡するが、そこに誰1人現れないまま清美は最後のひと時を過ごす。

第9節「最終章~終らないロスタイムで掴んだ栄光!」
 人生に無駄なプレイなどあるのだろうか - ある偉大なサッカー選手の言葉
 大学受験に失敗して以来、自分の部屋に引きこもったままの三浦謙太郎( 大泉洋)だったが、ある日、母(田島令子)が用意した磯辺巻きを喉に詰まらせて窒息死。12時間、12日、12週間、12カ月の時を過ごしても一向に死ぬ気配を見せずロスタイムが12年であることを知る。
 謙太郎は12年を懸命に生きる。

延長戦「前編 あと2回!?あの男の真実が!!」「後編 神の手ホイッスルを吹く!?」
 官僚との黒い関係で世間をにぎわせていた道波商事の社長・黒崎幸三(田村亮)は、病室で最後の時を迎え24時間のロスタイム。幸三の娘・彩香(栗山千明)は幸三に頼まれ尾元(温水洋一)を捜索。
 ショーパブで住み込みの仕事をしていた尾元は彩香から自身の退職の裏にある思惑を告げられる。そして尾元の前に10年前に離婚した元妻(岸本加世子)が現れるが、彼女もまたロスタイムの最中だった。

 全節に共通して登場する冴えない中年男の尾元勇蔵、尾元蔵之介(第7節のみ)を温水洋一が演じている。
 尾元勇蔵は道波商事で働いていたが10年前にリストラされ、離婚届を残して妻の前から失踪、タクシー運転手をしていた。など、フリーターなのか? 同一人物らしいが、毎回違う職業でワンシーン顔を出す。兄の「蔵之介」(二役)は居酒屋経営らしい。
 時には、死を迎える直前となった選手にロスタイムを与え、その時間内の行動を共にしながら判定を下すサッカー審判団の一員としても現れる。
 ロスタイムが始まると、審判団と、選手の動きを視聴者に向けて解説・実況が始まる。 
 実況(青嶋達/フジテレビアナウンサー)、解説は、前田秀太郎(西田征史 )、折場貫(安田顕)、小村武 (サタケミキオ)、ピエール倉内(越村友)、未来太秀(佐野瑞樹/フジテレビアナウンサー)らが交替で努める。ピッチリポーター・室谷津与志(ムロツヨシ/元日本代表のピッチリポーター)。

 この審判団が現れてからの状況がかなり面白い。かつ新しい発想で、「ロス:タイム:ライフ」って面白いじゃん。
 そして主人公たちは皆、自分の運命を受け入れて残された時間を私利私欲では無く、充実して静かに時を迎えるのだが、それがちっとも悲観的ではなく悲しみもなく、むしろ、前向きなのがいい。
 死を題材にしているだけに、前向きに終わるのはテレビは娯楽であることを熟知したスタッフなのだろう。
 また、審判団、実況中継と、おちゃらけた部分をカバーしてもあまりある結末だ。
 今まで観ていなかったことが悔やまれる。
 チームナックスが顔を出します。

「真夏のオリオン」。やはりアメリカンはスマートだ

2010年04月14日 | 映画・ドラマ
 現代、倉本いずみ(北川景子)の元に手紙に添えられていた1枚の楽譜がアメリカから届いた。
 それは、いずみの祖母・志津子が、船乗りたちが吉兆をもたらすと信じる真夏の空に輝くオリオン座に祖父・倉本孝行(玉木宏)への想いを託して書いた「真夏のオリオン」という曲。
 いずみは祖父の部下であった船員に会い、64年前の夏、潜水艦の艦長だった祖父がアメリカの駆逐艦と繰り広げた戦闘の記憶を知る。
 潜水艦ものは地味で、ストーリの進行もあんまり…なのだが、ラスト、一気に逆転。最終戦へと命をかけた乗組員が、「総員退艦」の命令を聞かず、浮上した潜水艦上に整列。
 その最中に、終戦の報告が届き、それでも最終戦に挑もうとする日本軍へ、アメリカ軍からライトのモールス信号で、「オリオンよ愛する人を導け、帰り道を見失わないように」と。
 やっぱアメリカだ。しゃれてるじゃないか。これが日本人だったら、「戦争は終わった。無益な戦いは止めよう」だろう。いやー、このシーン良かったー。
 ほかの映画にしても、アメリカ人の台詞って本当にしゃれている。「タワーリングインフェルノ」なんかもそうだ。日本人は直接な言葉しか出てこないが、間接的かつ詩的。
 アメリカ軍が数人しかいねーとかの疑問はさておき、叙情的な戦争映画でした。
 堂珍嘉邦、益岡徹、吹越満、吉田栄作、平岡祐太、黄川田将也、鈴木拓らが出演。

「戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH」。理解不能

2010年04月14日 | 映画・ドラマ
 遊園地の巨大なお化け屋敷で行方不明になった少女ユキが、10年後の雨の夜、突然、当時一緒に迷宮に居た友人の元に戻って来た。なんで、実家に居ない2人の居場所を知っていたのかがまず疑問。
 まあ、友人はユキの実家へ連絡するわな、
 ユキの妹ミユは戸惑いながらもユキを迎え入れるが、ユキは突然発作を起こし倒れてしまう。そして病院へと向かうが、辿り着いた普通の病院は、まぜか迷宮のような不気味な空間となり、彼らは閉じ込められ、は10年前の事件の真相を身を持って体感する。なんで救急車を呼ばないかが第二の疑問。
 真剣に観てなかったので、ユキ失踪の訳なんかも分からなかった。が、どうでもいいや。

「カイジ 人生逆転ゲーム」。お勧めします!

2010年04月13日 | 映画・ドラマ
 自堕落な日々を送るフリーターのカイジ(藤原竜也)は、友人の借金の保証人になったために多額の負債を抱えたことから、運命が大きく変わってしまう。
 ゲームと命を引き換えにするサバイバルゲームの始まり。「バトルロワイヤル」を彷彿とさせる生き残りゲーム。藤原竜也は演技が大きい(舞台向き)ので、こういった感情むき出しの映画向きなのだろう(役にもよるが、テレビでは気合いが入り過ぎ感がある)。藤原竜也の演技を受ける悪役の香川照之はさすが。何度も書くが、やはりこの人の出演作に「おたんこ」無し。最近では、香川照之の名前を見てから作品を観るようにしているくらいだ。
 さて、内容は、皆まで言うまでもなく、ハラハラドキドキで見応えあり。
 ほかに、天海祐希、山本太郎、光石研、松尾スズキ、佐藤慶、松山ケンイチ、福本伸行らが出演しているが、松山ケンイチも主演の時と脇役の時で演技の主張が違う巧さがある。
 最後はとんでもない結末ですよ。
 自由になったカイジが地下帝国から仲間を救い出すために、動かなくていいのか?

「the波乗りレストラン」。夏満開!

2010年04月13日 | 映画・ドラマ
 夏だー。人は幾つになっても、夏休みに懐かしさや憧れを抱くもので、太陽、海、空とかいったものに心躍る。季節の中で最も仲間と過ごすのが似合うのも夏。
 そんな大人の夏休み(ほかのドラマのテーマにあったなこのフレーズ)の話し。大人になって誰しもが思う、もう一度夏休みに戻りたい。そんな気持ちをかき立てさせられる。
 茅ヶ崎に突然やって来て店を開店させる(開店させないが、人が集まる)大泉洋扮するマスターとその周りの人の織りなす人間模様を、サザンオールスターズの名曲の数々をモチーフに、繰り広げられる1話完結の33本(サザンと掛けている)連作ショートドラマ(1本10分)。
 夏、海、サザンときたらもう観るしか無いでしょ。やはり夏は海の近くで過ごしたい。
 大泉洋と西村雅彦のコンビも絶妙。

第1話 チャコの海岸物語
 大泉洋、布施博、富田靖子、西村雅彦、高野葵
第2話 Oh!クラウディア
 大泉洋、西村雅彦、平岡祐太
第3話 愛と欲望の日々
 大泉洋、柳沢慎吾、西村雅彦、星野真里、布施博
第4話 愛の言霊 ~Spiritual Message
 大泉洋、白石美帆、岡田義徳
第5話 TSUNAMI
 大泉洋、白石美帆、岡田義徳
第6話 心を込めて花束を
 星野真里、岡本麗、布施博、小出恵介、井上真鳳
第7話 太陽は罪な奴
 大泉洋、仲里依紗、田野アサミ、小松彩夏、富田靖子、小倉久寛
第8話 涙のキッス
 小松彩夏、仲里依紗、中山京
第9話 Ya Ya (あの時代を忘れない)
 杉本哲太、白石美帆、岡田義徳
第10話 シュラバ★ラ★バンバ
 大泉洋、西村雅彦、布施博、賀来賢人、小倉久寛、蘭香レア、かとうかず子、仲里依紗、田野アサミ、小松彩夏、富田靖子、久保晶
第11話 忘れられた Big Wave
 大泉洋、仲里依紗、小松彩夏、田野アサミ、野沢"毛ガニ"秀行、戸次重幸、今井隆文、葉山エレーヌ、Mian、吉田照美、西村雅彦、布施博
第12話 そんなヒロシに騙されて
 大泉洋、布施博、富田靖子、小倉久寛
第13話 いとしのエリー
 西村雅彦、布施博、平岡祐太、仲里依紗、田野アサミ、小松彩夏、星野真里
第14話 逢いたくなった時に君はここにいない
 大泉洋、星野真里、西村雅彦、岡本麗、奥山佳恵、布施博、小倉久寛、麻生かほ里
第15話 フリフリ'65
 平岡祐太、内藤浩次、徳井広基、上戸章、中園光博、渡仲裕蔵、布施博、星野真里、小倉久寛、岡田義徳、白石美帆、杉本哲太、西村雅彦
第16話 素敵な夢を叶えましょう
 小松彩夏、仲里依紗、賀来賢人、関口和之、パッパラー河合
第17話 君だけに夢をもう一度
 大泉洋、杉本哲太、白石美帆、岡田義徳、星野真里、小出恵介
第18話 エロティカ・セブン
 大泉洋、村川絵梨、高橋真唯、水沢エレナ、坂田直貴、村上剛基、未来弥、西村雅彦、小松彩夏、田野アサミ、仲里依紗
第19話 マンピーのG★SPOT
 サンプラザ中野くん、西村雅彦、偉藤厚次、内藤浩次、徳井広基、上戸章、中園光博、渡仲裕蔵、城戸千夏、前田美香、賀来賢人、高橋ひとみ、布施博、小倉久寛、岡田義徳、杉本哲太、野沢"毛ガニ"秀行、平岡祐太
第20話 ミス・ブランニュー・デイ
 山崎一、高橋ひとみ
第21話 シャボン
 西村雅彦、平岡祐太、高橋ひとみ
第22話 愛する女性とのすれ違い
 吉高由里子、鈴木浩介、平岡祐太、でんでん
第23話 みんなのうた
 大泉洋、西村雅彦、高橋ひとみ、平岡祐太、でんでん、野沢"毛ガニ"秀行
第24話 栞のテーマ
 大泉洋、田野アサミ、仲里依紗、小松彩夏、内田春菊、星野真里
第25話 夕陽に別れを告げて
 大泉洋、布施博、岡田義徳、小倉久寛、賀来賢人、富田靖子、安田顕
第26話 勝手にシンドバッド
 大泉洋、仲里依紗、賀来賢人、田島令子、東根作寿英、富田靖子、平岡祐太、杉本哲太
第27話 いなせなロコモーション
 大泉洋、岸谷五朗、戸次重幸、田野アサミ、仲里依紗、岡田義徳、杉本哲太、小倉久寛、白石美帆、柳沢慎吾、野沢"毛ガニ"秀行、叶千佳、松田沙紀
第28話 HOTEL PACIFIC
 大泉洋、小倉久寛、かとうかず子、富田靖子、高橋ひとみ、飯野智行、野元学二、平野貴大、布施博
第29話 LONELY WOMAN
 白石美帆、岡田義徳、杉本哲太、布施博、富田靖子、野沢"毛ガニ"秀行、戸次重幸、仲里依紗、田野アサミ
第30話 君こそスターだ
 大泉洋、仲里依紗、小松彩夏、小出恵介、安座間美優、森本亮治、田野アサミ、杉本哲太
第31話 真夏の果実
 大泉洋、松下由樹、乃木涼介
第32話 LOVE AFFAIR ~秘密のデート~
 大泉洋、松下由樹、星野真里、戸次重幸、今岡雅彦、野沢"毛ガニ"秀行、木村翠
第33話 茅ヶ崎に背を向けて
 大泉洋、布施博、戸次重幸、富田靖子、杉本哲太、賀来賢人、仲里依紗、田野アサミ、小松彩夏、岡田義徳、白石美帆、星野真里、松下由樹、深津絵里、福山雅治

某トーク番組で…

2010年04月13日 | 映画・ドラマ
 某局の特番のトーク番組。と言ってもこれまではバラエティだったのだが、リニューアルしてのトーク・バラエティ形式だった。これが、「つまんねーことこの上無し」。ほかの番組をパクれば、「すべりっぱなしの話し」。
 一重に企画構成の問題が大きいのだが、MCにも? が否めない。今クール、局を代表する新作ドラマの出演陣を前に、恐らくは控え的存在、もしくは盛り上げ役で呼ばれている、同レギュラー枠のタレントばかりを前面に出し、MC自身やその脇のタレントとのトークがほとんどを締め、なんだか楽屋落ち。
 まあ、役者さんから面白いギャグは出ないだろうが、進行役が全面に出ちゃうってのはいかがなもんか? 番組全体を観ていて、こちらが恥ずかしくなる程で、途中チャンネルを変えてしまったので、後半面白くなったのでしたらお詫びします。
 最近つとに感じる事だが、この司会者、どんなゲストを迎えても常に自分ネタに持っていく。以前はこんなことはなく、好感度も高く、安心感もあったのだが、自分の話題をしつこいくらいに掘り下げたり、話しに以前のようなキレも感じられず、時代の流れを感じて悲しさでいっぱいだ。
 芸能界だけでなく一般社会にも共通していることだが、「世代交代」はこうして行われていくのだろうか?
 

「劔岳 点の記」。シリアスドラマなので…嗜好が…

2010年04月12日 | 映画・ドラマ
 劔岳測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた、道無き道を行く、山に魅せられた男たちの実話を映像化。未踏峰の劔岳山頂を目指す測量手に浅野忠信。山の案内人を香川照之が演じるほか、松田龍平、仲村トオル、役所広司、宮凬あおいらが出演。
 この顔ぶれを観ただけでも力の入れようが分かるが、撮影もかなり本悪的な登山シーンにこだわったとか。見る人が見れば、「いい映画」だとは思うが、こういったジャンルに興味が無い者(わたくしのことだけど)観ない方がいいね。

「娼婦と淑女」。やっぱテンション高っ!

2010年04月12日 | 映画・ドラマ
 この時間帯の連ドラって独特のテンションがある。
 安達祐実が境遇も性格の正反対2役をやっていて、演じ分けは「お見事」。なのだが、安達祐実ってやはり大人子ども顔がシックリこない感が否めない。
 それと、いかにも怪しい登場人物と、あつかしな出来事の中で、妙にくそ真面目な真彦(鳥羽潤)ってのが面白い。そしてこん秋のハイテンションは祖母役の赤座美代子。何たって、頭(髪型)からして凄いハイテンション。
 まあ、最後は紅子(安達祐実)と真彦のハッピーエンドか、紅子が新たな人生に前向きに歩み出す。そして、性格悪って人たちも悔い改めるって展開でしょう。
 サスペンスドラマなら、毒殺された凛子(安達祐実)の遺体が発見されるのだが…。それはないだろう。

「深紅」。んんん…、何とも…

2010年04月12日 | 映画・ドラマ
 修学旅行中に、自宅で父母と弟が殺害された泰子(堀北真希→内山理名)は成人し、殺人犯に自分と同じ年の娘が居ると知り、素性を隠して近づく。その娘未歩(水川あさみ)は、夫からのDVに苦しんでいた。
 急接近する2人は、未歩の夫殺害を計画する中で、互いのトラウマを払拭し新たに歩み出す。というのが大きな流れなのだが、話しが前後、縦横に飛びすぎて、結局よく分からないです。
 最後の別れのシーンでキスする意味も…。
 分かった事は、内山理名が20歳役の時点で、堀北真希がその小学生時代を演じてる事。こんなに年の差があったんだー。
 小日向文世、緒形直人、平田満、島田陽子、田中好子、南野陽子。そして、それぞれの相手役は、塚本高史、内田朝陽。この顔ぶれから、当時の内山理名、水川あさみへの力の入れようが分かる。

「半落ち」優しさ故の悲劇

2010年04月12日 | 映画・ドラマ
 若年生認知症の妻(風吹ジュン)の首を絞めて殺害した、元警察官の梶聡一郎(渡瀬恒彦)は空白の2日間後、自首してきたが、この2日間の証言を拒む。何があったのか…。
 椎名桔平、高嶋政伸らが事件の真相に迫る。
 事件解決と犯人の心情、家族とはをそれぞれがそれぞれの立場で考えさせられる「優しさ故の殺人」。これまでのサスペンスとはまた違う切り口に作者・横山秀夫氏の引き出しの多さを感じさせられた。

「わが家の歴史」。さすがでした

2010年04月12日 | 映画・ドラマ
 面白かったー。本当にこんな家族ありそうだし、何より、家族の絆ってのが温かい。それぞれが家庭を持つと、何かにつけ自己の利益ばかり考えて、いがみ合う家族が多い昨今。こんな家族のドラマを観ても、そういった人たちは、「○○が可愛い」とか、そんなことしか思わないのでしょうね。単なるドラマとして受け止めるのではなく、自分を見つめ直して欲しいものです。
 さて、誰をとっても主役級のキャストの中で、さすがに主演の柴咲コウの存在感は光っていた。が、今回改めて思ったのが、大泉洋ってやっぱ凄い。限りなく三枚目に近い二枚目半的ポジションで、ある時はシャキッとそしてある時はキリッと演じ、これだけのキャスティングの中で決してひけをとっていないもの。
 三谷幸喜がこの役に抜擢したのもうなづけると言うか、彼のためにこの役作った感が大きい。
 そしてやはり、西田敏行。前半の不自然なヅラはスタイリストの責任として(もっと自然なかつらあっただろーが。それともわざとか? 全体にズラがおかしかったよね。前半の榮倉奈々のおかっぱもしかり。あんなやすっぽいズラ、今や一般人にもいやしない)、人はいいがどじってばっかりのいかにも居そうな親父。絶対に手を切った方がいい、インチキ臭い高田純次も、居るよね、現実でこういうタイプの人って。ここまでひどくは無くても、「この人と付き合うと、運気が沈む」みたいなタイプ。そして、山本耕史。こういう無神経な人も居るよねー。ついつい言わなくてもいい事が口に出る人、いわゆるKY「空気読めない」タイプ。
 これだけ、リアルな人間を描いてるにも関わらず、船が難破して行方不明になった一之瀬ゆかり(長澤まさみ)だけど、なぜに赤線とかストリッパーとかになる必要が合ったのか? 永井荷風を話しに登場させるための布石? 多分そうだろうが、一之瀬ゆかりが劇中語ったが、「船が難破して記憶を無くして半年青森の漁師の家に居て、記憶が戻って家に帰ったら、家は売りに出され両親は居なかった」。さて、何カ所おかしいでしょう。
 まず、漁師の家に居た。ってあれだけの海難事故の生存者なのだから、まず、病院に行くよね。そこで、当然警察が動くでしょう。病院に行かないまでもその漁師さんが通報する筈。そうすればこの時点で問題無し。
 次に、帰郷して家が無く、家族もどこかに行っていた。じゃあ、親戚は? 親戚を訪ねる筈。百歩譲って、親戚が居ないとしても、役所で住民票を見るなり、警察に行くよね。この人東大卒業してるくらいなんだから。
 友達だって東京に居た筈だし、八女家は変わらないのだから、まずはそこを訪ねるんじゃない? 長男と結婚しようとまで思ってたのだし、世間知らずのお嬢様としてもいきなり風俗に身を落とすには不自然すぎる。
 話し全体を見てもこのカップルにドラマ生を持たせる必要は無かったと思う。最後には、「必ず戻る」と置き手紙を残して、なにやら食堂で働いてたけど、この心理も分からないなー。両親はどうなった? 一重にわたくしの理解不足なのでしょうか?
 そして、現在第一線の若手女優10人くらい居る中で、堀北真希、榮倉奈々、長澤まさみ、相武紗季の4人を起用。番宣で、三谷幸喜氏が、「榮倉さんが一番可愛かった」と(冗談だろうが、この人淡々と言うんだよね)語っていたように、こういう癖の無い笑顔の可愛い女優さんはどんな役もこなせるから将来的にも強いよね。相武紗季は今回はゲスト的だったが、彼女もこのタイプ。
 大泉洋と幼なじみで親友の八女家の二男、佐藤隆太。この2人の相性は絶妙。だからなのかな? 敢えて松本潤と佐藤隆太の年齢が逆の起用。
 そして多々居るイケ面の中でも正当派の玉山鉄二を全くハンサムである必要に無い冴えない役に起用。などなど配役にも注目だ。 
 時代を彩った有名人がスパイスとなって登場シーンも興味深い、時代を知る意味でも大変に興味深い内容だ。しばらくはこれを超えるドラマは出来ないんじゃないかな?
 あと10年くらいは無理かも知れないが、是非ともこのようなホームドラマを見てみたい。
 最後に余談異なるが、昭和が背景のドラマ、映画では必ず使われている、上海近郊のオープンセット。いいねぇ、ここ。近郊と言ってもしないから車で5時間くらいのど田舎だが。
 上海にはこのようなオープンセットが5カ所あって、中には、実物大の紫禁城まで造っちゃったり、万里の長城もあるって言うから、凄い。土地が大きいだけはある。
 でもこの家族、長女に一人息子しか産まれないって…母親は5人も産んでて多産系なのに?


「横山秀夫サスペンス 自伝」。他人の自伝に被さる自身

2010年04月11日 | 映画・ドラマ
 フリーライターの只野(玉山鉄二)は、奇妙な申し出のの自伝制作を引き受けたのだが、内容が、自身の生い立ちや両親のことに繋がりを持っていることに気付く。だが、確信していた結論が間違いである事を知り、先走ってしまったことへの代償は大きかった。
 見逃しかも知れないが、通帳への振込の謎は解けたのだろうか?
 こちらにも、「誤報」の新聞記者が同人役で出演。
 全編、物語を連鎖させる技術は、横山秀夫のものなのか、脚本家の演出家は不明だが、お見事。
 4作を通して言える事は、人間のちょっとした心の隙と何気ない日常にふって湧いたようなアクシデントを負いながら、最後の最後、本当にラスト数分で紙一重に一転する運命を描いている。凄い。


「横山秀夫サスペンス 誤報」。4作品唯一の発展的結末

2010年04月11日 | 映画・ドラマ
 地方新聞社の記者かた整理部へと移動になった高梨(岸谷五朗)。ある日、担当記事のミスに気付かずに新聞が発行された。
 それを内密に処理しようと、奔走する中、殺人の容疑者とされてしまう。
 こちらのラストがなんと「18番ホール」の樫村が出した結果を掲載するといった落ち。
 しかし、現実でこんなにミスばっかり掲載してる新聞って無いと思うけど…。4作品の中で唯一ケチが付けられた部分です。


「横山秀夫サスペンス 18番ホール」。斬新な結末ですよ

2010年04月11日 | 映画・ドラマ
 地元の再開発の話しを聞き、村長選へ出馬した樫村(仲村トオル)。彼には12年前の秘密を守るため是が非でも再開発の主導権を握る必要があった。
 選挙戦で追い詰められた樫村は、更に罪を重ね…。ほんの数分の中で、2転するラスト。そして、そこにある筈の結末は「誤報」へと続く。
 それにしてもこの主人公、猜疑心の強い人だね。あんなにヒステリックになっても味方してくれる友人が居るってのが素晴らしい。