波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

 思いつくままに

2011-04-27 11:27:31 | Weblog
「君は自分の顔に自信があるかい」と言う人はあまりいないと思うけど、もし言われたとすれば、どんな返事をすればよいのだろう。「とんでもない。自信なんてあるわけないですよ。」というと思うのだが、あまり投げやりなのも少し無責任すぎるような気もする。
先日もある女性から「最近やせてきた所為か、前よりみっともなくなったわね」と率直に言われて、少なからずショックを受けたのは正直な気持ちであるが、20年も付き合っていて、昔のイメージで言われても無理だよと言い訳の一つも言いたくなる。しかし、女性は正直で思ったことをそのまま言うことを何とも思わない所があるので、そのまま納得している。男はそこそこ太っていて、貫禄のあるほうが頼もしく、頼りがいがあるように見えるのだろう。そこで反省も込めて「最近、心の窓が少し曇っているからかもね」とかわすと「そうかもね」とあっさり言われてしまった。
「目は心の窓」とも言われ、朝起きて洗面所で顔を洗い、鏡に映った自分の顔を見ながら
健康の度合いを確認しながら「今日もまあまあかな」と言い聞かせているが、自分の顔も自分で見るのと、他人が見るのでは大きな違いがあるのだろうとつくづく思わされる。
写真なども写す人によって同じ人物が、全然違ってくるように、それぞれのレンズによっても変わってくるものなのだろう。俳優さんやタレントなどはその意味では、自分の仕事に影響するとあって大変神経を使っていることだと思う。
人は誰でも年齢と共に容姿は変わっていくのは当然だが、その変わり方はその人の人生を物語ることもある。それは美醜のことではなく、むしろ内面的なもので、それが容姿に影響してくるのだ。若いときには無かった品性や思慮深い年輪のようなものがその人の容姿に映し出されていることがある。それはその人の生活習慣であったり、考えている内容が出ているような気がする。確かに健康こそが人間にとって、究極の目的かもしれないが、
健康は生きるための一つの条件であってもすべてではない。だからそのことだけにあまりむきになるのも良し悪しであろうと思う。
「人の知恵は顔に光を添え、固い顔も和らげる」と言う言葉を聞いたことがある。
いよいよ春真っ盛りになってきた。我が家のチューリップも満開になり、次々にいろいろな花が和ませてくれる。今年の花を出来るだけ観賞して、その美しさを心と顔に映し出したいものだと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿