波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思いつくままに

2012-01-26 15:22:51 | Weblog
人は原則的に見えるものは信じるが、目に見えないものは信じようとはしないのが普通である。そしてこの二つのどちらをとるかで、その人の考え方や人生が変わってくるようだが、当人はその事にあまり気づかないし、そんなことは関係ないと思っていることが多い。しかしこの世のことでは全てが科学的に解明され又は証明されて説明できると言うことばかりではない。
むしろ解明されてないでその対策がなされないままに、災害にあうことも免れないことが多い。(昨年の東日本大地震はまさにその例であろう。)
人間関係においてもそれは大きな問題となる。例えば人とのお付き合いおいて、どのようにあるべきか、私たちが本当にお互いに隣人として(家族を含め)大事なことはなんだろうかと考えるとする。その時大切なことの一つとして「豊な想像力」が上げられると思う。つまり相手の心に何があるかということを的確に思い浮かべることの出来る力を備えられたらと思うのだ。
言い換えれば察してあげる愛の想像力が求められるのではないかと思うのだ。
自分自身が傷を負っていては望みを持つことは出来ないだろうし、イメージも貧しいものになってしまう。
一人暮らしをしていると誰とも話す機会が少なくなる。それは様々な影響をもたらすのだが、一つには自分自身の中で様々な世界を作り、そこにイメージや想像力が働き、新しい発想が生まれてくる。そしてその一つ一つは冷静に判断されとっさには出てこなかったことが、あらゆる想定のもとで、考えを生み出してくれる。
嘗てはこのような時間や経験をあまり持つことはなかったし、出来なかった。そして軽挙妄動には走ることが多かったことを思えば全く新しい世界を自分で生み出しているのかもしれない。
そしてそれは今まで考えられなかったことも想像出来るようになり、考えられるようになっている。それは言い換えれば見えるものだけではなく、むしろ見えないものを考えていることが多いのだ。
現実は厳しいことが多い。考えようによっては安心できることなど何一つないかもしれない。しかし、此処で大事なことは現実に直面して「諦めない心」を持つことであるし、それは見えないものを信じて生きると言うことにつながらないだろうか。
いずれにしても全てのものを明るく、見えないものを見るイメージを持つことがで自分の生活様態を変えていくのも面白いと思っている。
この日、今日奇しくも私事ですが、77回目の誕生日を健やかに迎えることが出来たことを心から感謝したいと思っています。