7/18 東欧旅行記13七日目ヴィリニュス三日目 ヴィリニュス市内観光その2
KGB博物館の地下牢をでると、外は夏の青空でした
ほんの20年前までは、この美しい景色の下であの薄暗い地下では惨劇が繰り返されてたんですね…
●昼食 Rudolfa
モニュメント探しとKGB博物館を見ていたら、一時を回ってしまいました。
今日は朝ごはんを食べてないので、お腹がペコペコです。
お昼は、KGB博物館から近い事前に調べていたブリティッシュパブに行くことにしてました。
ところが、行ってみるとお店が無くなってました…
お腹がペコペコだったので、やむを得ず隣にあったRudolfに入りました
ここはリトアニアの封建諸侯のエンブレムや甲冑の飾ってあるパブです
ここには、ポーランドで探し続けてたヘフヴァイツェンの生がありました!!!
なので、それのヘルを(500mlで7:420円)。旨いです♪
注文は、今日のランチを。
パンは私の好きなモチモチパンで、サワークリームもスパイスが効いてて美味しいです
ランチのスープ
リトアニア名物の野菜のサワースープですが、これは味噌汁みたいなもんでしょうか。
昨日のよりスパイシーでした
ランチは、鶏の胸肉のチーズ焼き,スープとセットで15(900円)。
昨日のカウナスに比べるとかなり高いですが、首都のど真ん中ですからね。
味も、良かったですよ。なにせ、生のヘフヴァイツェンがありましたから♪
●ビリニュス概要(wikipedeiaより)
北緯55度、人口55万人
リトアニア東部の首都。リトアニア大公国の版図では地理的中心だったが、
現在はベラルーシ方面の国土が大幅に無くなったが故に東の端になっている。
バルト三国で唯一、首都がバルト海沿岸にない。
ポーランドに占領されていたこともある二次大戦中のヴィリニュスのリトアニア人人口は1%に満たず
多くがポーランド人で、リトアニアの首都はカウナス。特に旧市街はほぼ100%ポーランド人。
その為、国民の対ポーランド感情は難しい
歴史的に民族問題に寛容な国の為に「北のエルサレム」と称されるほどユダヤ人が多く、
過去の活躍者にもユダヤ系が多かった。
しかし、ナチスドイツ、ソ連の時代の過酷な取り締まりと強制収用所による弾圧で、
現在ではその割合は低い。
(1931年時点での住民の割合は、ポーランド人66%、ユダヤ人28%、ロシア人4%、ベラルーシ人0.9%
、リトアニア人0.8%)。現在は60%がリトアニア人、ポーランド人20%、ロシア人15%。
●ヴィリニュス市内観光
食後は、新市街の中心のGedimino大通りを旧市街方面に歩いて行きます
ここは綺麗な通りで、並びにはショッピングセンターやブティックなどが並んでます
その突き当たりにあるのが、ヴィリニュス大聖堂です。
白亜の大きな教会ですね。
ソ連時代には宗教が禁止され、この屋根の上の三賢人の像も撤去されてたとか。
1996年に無事に戻ってきて良かったですね
ソ連時代には美術館にされてたそうなので、中に入ると絵がたくさん飾ってありました。
リトアニア人は敬虔なので、ここでもお祈りしてる人を多く見ました
その横には塔(鐘楼)があるのですが、傾いてました(汗)
そのうち、ピサの斜塔みたいになるんですかね。
ビールが入って眠くなったこともあり、この公園で45分位昼寝しました
この大聖堂裏の山には、ヴィリニュス城(ゲディミナス城)があります。
これに登りたくて山を一周しましたが、登り口が見つからず…。
泣く泣く断念しました
そこで、旧市街に行くことに。
本来は駅の方から入るのですが、大聖堂にいたので反対側からになります。
ここは城壁は残ってませんが、石畳はそのままです
しかし、今回の旅は旧市街ばっかりですね(汗)
ここはバルト3国の旧市街の中でも、タリン、リガと違ってドイツ系の旧市街で無いので
少し雰囲気が違います
ここらでちょっと疲れたので(さっき昼寝したのに…)、カフェでお茶を。
旧市街のテラスで一休み
ダブルコーヒーというチェーン店ですが、店内も洒落てます。
ここはコーヒーだけでなく、軽食も出すようです(寿司とかありました)。
ただ、コーヒー含めて、お値段は少し高めです
私は、特大のカプチーノ(360ml:11LT:660円)。普通のマグカップでした…。
連れは甘めのコーヒーを頼んでました(12:730円)。
ビールが6Lt程度なのを考えると、かなり高いコーヒーですね(汗)
一服して、再び旧市街を回ります
やはり教会が多いですね。
旧市街の外には、聖フランシス・聖ベルナルド修道院と聖アン教会。
16世紀の後期ゴシック建築だそうです。
ナポレオンが「手のひらにのせて持ち帰りたい」といった逸話というが残ってます
ここはリトアニア独立運動の重要の拠点だったそうで、モニュメントがあります
これは聖母永眠教会
今日は日取りのいい日らしく、結婚式が一杯でした
ここにも、大きなリムジンが停めてありました
ところがこのリムジン、共同リムジンみたいで中から新郎新婦がいっぱい降りてきました
変わった風習でちょっとびっくりしましたが、お幸せに!
この傍の丘の上にも教会が。
やはり敬虔な国民性もあって、教会が多いですね。
ソ連が彼らから宗教を奪おうとした(宗教はアヘンですから)
のに対する抵抗も強かったようです
ここから再び旧市街内へ。市庁舎広場です。
ここまで来れば、広いヴィリニュスの旧市街も終り
最も南の入口である夜明けの門に到着。
駅方面から来ると、ここが旧市街の入口になります。
九つあった城門で唯一残っているものです。
しかし、ヴィリニュスの旧市街は物乞いが多いです。
この門の下にも何人もいました
この門は、ウラから見ないと意味がありません。
ここには黄金のマリア様のイコンが飾られてます
この門は、横から無料で入れ、マリア様のイコンを近くで拝めます
ここでも多くの人がお祈りをしていました。
マリアのイコンは奇跡を起こすという話ですから
門から旧市街を見てみました
最後に、またですが教会です…。
聖キャサリーン教会、ピンクでかわいいです
●杉原モニュメント探し
午前中に見つけられず、夕方インフォメーションでモニュメントのことを聞いてみました。
するとユダヤ博物館(ホロコースト博物館)の向かいに有ると教えてくれました。
そこで、旧市街から探しに歩いて行きました。モニュメントはPamenkalino12番地だそうで。
しかし、ユダヤ博物館はその通りから奥まった分かりにくいところにあり、えらい苦労しました…
そして見つけたのが、このモニュメントです
確かに「チウネ・スギハラ」と書いてあります!
しかし、これは私が探してたうちの母校寄贈のものとは違いました…。
まぁ、新発見のモニュメントを見つけられたので良かったですが(汗)
一応、半分は目的を果たしたので、晩御飯を食べに再び旧市街に戻りました。
●晩御飯
晩御飯は、旧市街にある超人気というパブの「The Pub」で食べようということで向かいました。
ところが、何故かここも休業…
」やむを得ず、近くのSaskaitaへ。
来週からアイルランドに行くのに、何故かアイリッシュパブです(汗)
この店は、古いビルの中庭が広いテラス席になってます
アイリッシュパブなのに、何故カールスバーグ(デンマークの会社)なのかは謎ですが💦
それにこのテントの「多分、世界で一番美味しいビール」の「多分」が気に入りました♪
アイリッシュパブですが、ギネスは来週本場で飲めるのでリトアニアのビールSvyturioに。
エクストラコールドというのがあったので、それにしました(7:430円)
外国には珍しく、日本並に冷えてて美味しかったです
料理は、連れはアイリッシュのポテトのパンケーキ(17:1000円)。
具を選べるのですが、ベーコン&ポテトにしてました。
パリパリに揚がった部分が美味しいいです
私はチキンカレーを。
思いっきり辛くしてくれと頼みましたが、全然辛くなかったです…。
鶏が脂身のないところだったのも残念…。
まぁカレーを食べれたから良しとしましょう(22:1300円)
食後は、旧市街から出てバス停に向かって歩き、五番のトローリーバスでナリス河の北岸まで行き下車。
そこからオリンピックカジノの駐車場で20:30発のシャトルバスに乗り変えてホテルに戻ります。
いつもは最前列の四人ボックスシートに座ってたんですが、今回はそこが埋まってたので別の席へ。
何気に外を見ると、朝からずっと探してた記念碑が!!
「灯台下暗し」とはこのことですね…
毎日降りてたところのすぐ傍にあったとは(汗)
明日、リガへの出発前に何とか見たいと思います!
しかし杉原千畝の救ったユダヤ人はともかく、せっかくナチスのホロコーストを逃れたユダヤ人も、
多くが今度はソ連によって殺されて行った(政治犯のリトアニア人以外にも)ということに触れると、
また暗い気持ちになりますね…。
「人類の最後の敵は人類」、EVAのストーリーが心に重く響きます。
せめてもの救いに、カメラに映りこんだフェミニンさん推奨の世界一の美人国リトアニアのお姉ちゃんを見て癒されましょう!
七日目の小遣い帳
ホテル28000円、バス2.2:130円、KGB 480円、お昼3240、晩御飯3300、お茶1380 合計36530円
累計334690円