やっぱり英語の次はロシア語だ。領土、資源、未開地、人間としての魅力。

　日本人以上に平和愛好者だと、言っているんではない。近隣のコギタナイ連中とは、ちょっと違う雰囲気を持っている、魅力ある民族だと言っているのである。シベリア、沿海州、カムチャッカ、樺太に来ている軍隊は規律を守る事と、早く、中央の部隊に戻る事を優先課題に、日本には厳しい態度で臨んでいるので、好い印象は無いが、本質はそんなところである。

　あの広い領土に２億人も居ない。元々が横着な民族だから、領土の地下資源も殆ど、調べていない。実際に、何がどれほどの量が眠っているか、未だに判っていない。石油やレアメタルを追い掛けるのは悪い事では無いが、それだけでは現代の最先端に生きる人間としては、聊か無能過ぎる。資源と研究の両にらみが必要である事は誰の目にも明らかである。

　それでも今は地下資源に頼らざるを得ない状態だから、暫くは探査と発掘に力を入れるようになるのではないか。その標的がロシアである。中国は相手にする事はない、最終的には全部、取られてしまう事を覚悟すべきである。領土も資産も人間も中国共産党の所有物だから、稼いだのはオレだと言うのが通用しない国である事を知るべきである。

　特別、ロシアが好い国だとは思っても居ない、だが、近隣と比べたら、比べようの無いほど、近隣が落ちるのである。エゲツナサは世界の一、二を争う両国、こんな国を本気で相手にする事はないのである。

　北方四島や樺太沖の油井強奪が気に入らないが、それでもそれを上回る魅力がロシアにはある。ロシア人の人の好さは、意外とあると、ロシア進出を手掛ける紹介屋が言っていた。ロシア語のズラーストビッチェ（こんにちは）だけでも、言えば、ロシア人のホンネまで見えるから面白いと。

　北方四島は日本固有の領土というのはロシア人も知っているが、今までの経緯が戦勝の結果だから、中々、返そうとは言わないのである。強がりで軍施設の増強をしたり、政府の高官が再三渡島しているが、これも、単なるジェスチャ－、ロシア人も単細胞だが、面白い民族である。
　
　領土のど真ん中は、何も手をつけず、放置されたままで、眠るスターリンもガッカリではないかと思う。国際交流はどちらが主導権を握るかであるが、近隣のようにやたら戦争の加害者、侵略者だから謝れでは話に為らない、こんな虫けらの様な程度の悪いヤツラを本気で相手をする事はないのである。

　資源と人間、そう考えたら、ロシア語だよ、若ければロシア語を本気でやる、この歳になっても遊び半分だがロシア語講座も聞いている。ヤーチャイカはカモメとばかり思い込んでいた、テレシコワが言った言葉だが、ヤーはＩＡＭとは知らなんだ、講座を聞いて初めて知った。

　若ければ金髪も連れて帰るくらいの意気込みはあっても好い。面白いではないか、日本に来ているロシア人は皆、面白いよ、愉快なのが多い、それなのに独身の女性が多いのが残念、モスクワでは７割が離婚、再婚の経験者だと言う、こんなのも影響があるのか、ロシア人の若い者の結婚が遅れて来ている。

　ただ、興味があるのが男が転がり込んで来たら子供を虐待死しているのか、どうかである。こんなのは日本だけの現象なのか、それが知りたいのである。広大な領土が未開地であるだけに、開発をするのに、何処から手をつけるべきか、日本では考えられないような事がロシアにはあるのである。

　日本人には度胸がないように思う。ドンドンこうゆう処には出て行くべきである。失敗もあるよ、だが、それを恐れていては何も出来ない。シベリアの強制収容所での過酷な労働、スターリンの血の粛清、逃げたロシアで処刑されるこの悲劇、どう解釈すべきか、私は知らない。

　だが、これを越えるほどの魅力はロシアにはある。ロシア語を習って、一度ロシアに足を踏み入れてみるべきである。中国よりはるかに空気は澄んでいるはずだ。確信する。

　　怒り心頭の７１歳。