時間が。

何時もの、おっさんの所に行ってきた。
片腕で支えて何十年、演歌は八代亜紀が好き、奥さんはそんなの変と言う。
好きな音楽聞かせてやって、後はゴルフザンマイで良いでしょ。
その数時間後突然嵐が訪れた。それも何の前触れも無く、荒れ狂う嵐は猛威。
カッターナイフがどんどん切れなくなる素材、ガンガン交換して10枚。
その時頭に中で、もしこうして使えば手を切るのでは想像した瞬間、指先から鮮血、流れ出る血はどす黒い。
先を見る力があるのか？即座にテープで止血、何事も無かったように次の事を考えた。
あるはずの通り穴がどうしても見つけられない、水を流すが見つけ出すのは困難、取りあえず太陽が上がってからにしよう。
この時点で集中しすぎて頭がフラフラ、台風は通り過ぎたが湿度が多く色々な物がフニャヌニャ。
おかげで色々と遅れ、遅れ、遅れ、台風も嵐もそんなのお構いなし、自然の驚異から逃げる事を考え始める。
作業場を変更しろと神なのか悪魔の声が脳裏に問いかける。湿度は敵だ。
そういえば車をある場所に預けたままだ。このままだといけないとふと思うが車に乗る時間は今の俺には無い。
そしてペンギンが住む部屋に帰る。
電話するの忘れてました。
すいません明日電話します。