九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

友人

2006年03月13日 23時33分21秒 | Weblog
1990年代に一緒に苦楽をともにして練習した男、ファンセンシー、俺が知る限り台湾NO1の強さを誇る選手だった。その時の練習を思い起こせば懐かしいものだ。この男を倒すために全力を使い競い合った、あれから何年が経ったのだろうか?俺は未だ選手、彼は自転車ショップのオーナーで現在台湾での売り上げNO1だ。
その彼はレースで大きな失敗をした、それは1996年アトランタオリンピック代表を決める国内先行レースだった。俺はオリンピック選考会に向け調子を上げるためにこの大会に参加したが、トレーニングレースだった、だから俺には結果は必要無かった、今でもその時の記憶がある、山岳のカテゴリー超級で彼は遅れ、普段練習では負ける事の無い、NO2が結局彼の成績を上回りオリンピックの代表に選ばれた。
この時そのレースの重要性を自分自身が知っていれば、俺はファンセンシーの為にすべての力を使い彼をアシスト出来たに違いない、そして一緒にオリンピックに行っただろう。そんな彼と食事を一緒にするんだと、20年来の知り合いに話したところ、あいつは俺の為にアジア大会で自分の入賞をすてアシストしてくれたんだ、お陰で銀メダルが取れたんだとたと力説。そんな男ファンセンシーと友人になえて俺は幸せだ。