相当に久しぶりの更新となりますね。
こんな誰も見ていないようなブログ,いつ潰したって良いようなもんなんだが,しかし元々日記を書くつもりで始めたもの,残しておいたって薬にも毒にもなるまいと今日まで保存しておいたのです。気持としては,わざわざ削除する方が却ってリアクションを意識しているようで,居心地が悪いんですね,これが。不思議なもんです。
本日は那覇の桜坂劇場に行ってきたのでありんす。
桜坂劇場
http://www.sakura-zaka.com/
沖縄最大のシネコンであるスターシアターズの配給から漏れた映画をバンバン放映して下さる桜坂劇場。毎度お世話になっておるのですが,今回はフランソワ・トリュフォーの特集に行ってまいりました。
没後30年 フランソワ・トリュフォー映画祭
http://mermaidfilms.co.jp/truffaut30/
関東なんかじゃ昨年のうちからスタートしていたようですがね。桜坂劇場では14日からのスタートでありました。
今回の那覇行きは,この桜坂劇場と,それから古本の始末が目的だったのです。
というのも,少し前に部屋の大掃除をしたところ,部屋の要領のわりに本が多すぎることに気づいたのですね。ダンボールに放り込んであるのはいざ知らず,枕元だけでも50冊を数えるとなると,これは荷物ですよ。知識の山,といえば聞こえは良いが,実際にはチリが積もって山となっていないのが現状。絵に描いたような似非インテリ。なんだか見せつけているようで,勘違いされたら困る。
そこで,これらの処分と,あわよくば映画代そっくり儲けられないだろうかと,意地汚い期待を胸に向った古本屋の店先。掛ける一言「買取の査定お願いしまーす」
結果・・・
大惨敗なのでした。
店側の曰く「文学は回転が悪いから高くは買えない」「本の価値ではとても払えない」
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なんたること・・。朝から歩きどおして来たというのに・・・。
うーん,東京に持っていけばよかったのかなー。でも,神保町って持ち込みで査定してくれるのかしらん。買うことはあっても売ることはないからわからないよー。
古本屋にも良心的な大型古書グループがあっても良いのにな。レコードでいうディスクユニオンみたいなさ。そうすりゃこんな苦労もせずに済むのにさ。
そんなことを考えながらすごすごと帰る午後なのであった。古本道は甘くない。