この版画は、隅田川競漕之図というタイトルです。
しかし残念ながら、製作年ははっきりしませんでした。
それでも、当時の隅田川で行われていたボートレースの様子を思う存分伝えてくれる非常にいい作品だと思います。
行われているボートレースは、3杯レースでフィックスですね。川にせり出している桜の枝に座っている少年は、学制服ですね。学帽を振っています。その横には映っていませんが、袴をはいた着物の少年もいます。万国旗が張られています。
川の上には蒸気船もいます。応援団が乗っていたのかも知れまえん。
こうして、ボートレースに憧れた少年たちの何人かは、きっと大きくなってボート部に入部したことでしょう。身近な川でボートレースを行うということは、図らずも新入部員の勧誘を行い部員数の確保の役割を果たしていたのではないでしょうか。
先日の版画のように、色ずれもありません。美しい作品です。
製作者は、東京市京橋区加賀町生慶堂とあります。ここで気がついたのですが、東京都ではなく、東京市なので、これをヒントに少し調べてみようと思います。
京橋区は江戸を15の区に分けた明治11年-昭和22年に日本橋区と合併して中央区になるまで存在していたそうです。
とすると、この版画はこの69年間のいつかに作られたということになる訳です。さらに東京市が東京都になったのは、昭和18年だそうなので、明治11年から昭和18年までの間ということになりますね。
しかし残念ながら、それ以上の捜索はできませんでしたが、当時の雰囲気をよく伝える作品のひとつであることは間違いないと思います。
しかし残念ながら、製作年ははっきりしませんでした。
それでも、当時の隅田川で行われていたボートレースの様子を思う存分伝えてくれる非常にいい作品だと思います。
行われているボートレースは、3杯レースでフィックスですね。川にせり出している桜の枝に座っている少年は、学制服ですね。学帽を振っています。その横には映っていませんが、袴をはいた着物の少年もいます。万国旗が張られています。
川の上には蒸気船もいます。応援団が乗っていたのかも知れまえん。
こうして、ボートレースに憧れた少年たちの何人かは、きっと大きくなってボート部に入部したことでしょう。身近な川でボートレースを行うということは、図らずも新入部員の勧誘を行い部員数の確保の役割を果たしていたのではないでしょうか。
先日の版画のように、色ずれもありません。美しい作品です。
製作者は、東京市京橋区加賀町生慶堂とあります。ここで気がついたのですが、東京都ではなく、東京市なので、これをヒントに少し調べてみようと思います。
京橋区は江戸を15の区に分けた明治11年-昭和22年に日本橋区と合併して中央区になるまで存在していたそうです。
とすると、この版画はこの69年間のいつかに作られたということになる訳です。さらに東京市が東京都になったのは、昭和18年だそうなので、明治11年から昭和18年までの間ということになりますね。
しかし残念ながら、それ以上の捜索はできませんでしたが、当時の雰囲気をよく伝える作品のひとつであることは間違いないと思います。