影絵ファンタジー

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

彩りの衣装たち

2006-07-31 14:56:36 | 影絵

ようやく衣装のデザインが出来上がってきた。
これからいよいよ実際の製作にかかっていく。

信乃はイメージどおりだった。Kazumiが着たら
清潔感のある凛々しい若侍になりそうだ。

Shino_1


大八の衣装はちょっと鮮やか過ぎるような。
でも、百姓着ではあるけど、映える衣装じゃ
なきゃ駄目ということか。。。代わりにKeiの顔
には泥でもくっつけようかな(笑)
Suzukaにこの色は良く似合いそうだ!髪留め
も工夫してみよう。

Daihachiayu

お路さんもちょっと派手かな。
まぁ、これも同じ理由だろう。ただの古着って
いうわけにはいかないのかもしれない。
Nishizka-mamaはきっと綺麗な町屋の女房に
変身してくれるだろう。

Omichi_1

蝙蝠は想像以上に良い!
Onouさんによく似合いそうだ。
僕のイメージ画はぴったりレオタード風の衣装
だったけど、「肌にぴったりフィットした衣装は着
こなすのは大変なのよぉ~。」とNakayaさんに反
対されたらしい(笑)。
確かに僕は着る人間のことなど少しも考えていな
かった。。。

Koumori_1

あとは妖狐の衣装。。。
予算の関係で詰めることができなかったらしい。

泣く泣く増額を決意する。
やはり衣装は大切だ。。。

Kusu-mamaがはるばる名古屋までNakayaさんに
会いにいってくれた。ご苦労さまでした。
これで安心して次の課題に取り組んでいける!

Nakayaさんもお元気そうとのこと。
こちらもひと安心。。。


スクリーンの恋人

2006-07-30 22:30:42 | 映画

「ケーリー・グラント-自分を演出した名優-」を観る。

ケーリー・グラントは最もアメリカ人に愛された俳優と
言っていいだろう。正確に言えば最も長い間アメリカ
人に愛され続けた俳優かな…。

今回のドキュメンタリーで紹介された映画のほとんど
が日本でも公開されている。日本でもとても愛されて
いた。

「汚名」「泥棒成金」「北北西に進路をとれ」などヒッチ
コックの映画が有名だが、僕はハワード・ホークスと
のコンビ作が大好きだ。

「コンドル」はちょっと置いといて、「赤ちゃん教育」「ヒ
ズ・ガール・フライデー」「モンキー・ビジネス」などコメ
デイーの傑作が目白押しだ。“スクリューボール・コメ
ディー”などと呼ばれていた。
お色気コメディーも得意だった。(古い洋画の本など
には、“ピンク・コメディー”などと紹介されている。)
お色気満点の女性たちに囲まれてのケーリー・グラ
ントの困り顔は独特の可笑しみがあった。

“ピンク・コメデイー”の代表作はホークスの「僕は戦
争花嫁」とブレーク・エドワーズの「ぺティコート作戦」
といったところだろうか?
彼が出演していれば、きわものコメディーも格が出
てくる。

<iframe marginwidth="0" marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=kageninjya-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=B0006MRKG4&amp;fc1=000000&amp;IS2=1&amp;lt1=_blank&amp;lc1=0000ff&amp;bc1=000000&amp;bg1=ffffff&amp;f=ifr" frameborder="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>

50年代にちょっとしたスランプに陥り、一時映画界
を離れた時期があったという。「ローマの休日」や「
麗しのサブリナ」のオファーも断ったのだそうだ。
ヒッチコックに請われて復帰したのが「泥棒成金」。
グレース・ケリーが美しかった。

引退は早くて60年代の半ば。最晩年の「シャレー
ド」はとても若々しかった。最後の最後、オードリー・
ヘプバーンとの共演であった。

ハリウッドの女優を最も美しく見せることのできる最
高の“スクリーン・ラバー(スクリーンの恋人)”であり、
切れ味のいい肉体を兼ね備えた最高の喜劇俳優で
あった。

それにつけても、
こういうドキュメンタリーは地味~に、知らぬ間~に
放映されてしまう。危うく録画し損なうところだった。。。


影絵劇の天地

2006-07-29 23:58:32 | 映画

今夜の稽古は寂しかった。。。

夏休みに集中稽古をと目論んでいたけど、どうやら期
待はずれに終わりそうだ。せっかく関金に移ったのに…。

来週は祭り、再来週はお盆、実質はあと三ヶ月と見た
ほうがいいだろう。

Onoueさんが「稽古がしたい。もっと稽古がしたい。」
とつぶやいていた。

帰りの車の中、気がつけば僕も独り言を言っていた。
「ああ、どうしたらもっと稽古ができるのだろう?もっと
稽古がしたい。」

この半月が勝負だ!みんなが盆明けから揃うことを
信じて準備をしておかないと。

ちょっとへこんで帰宅したら、BS2で山田洋次の「キネ
マの天地」を放映していた。

映画にすべての情熱を捧げた人たちの物語。新人女
優を厳しく温かく見守る活動屋たち。その新人女優の
父親は娘に最後の勇気を与え、娘の主演映画を観な
がら死んでいく。

ラストをチラと観ただけだけど、ちょこっと元気が出てき
た。

それにつけても都市交流センターはいいホールだ。
「影絵劇の天地」になんないかしら…?


語られる映画監督

2006-07-28 17:58:20 | 映画

「光と嘘、真実と影-市川崑監督作品を語る-」を
読む。

監督自らが自作を語るのかと思っていたら、市川
崑フリークたちが彼の映画について語り尽くすとい
うものだった。

市川崑映画のファンは非常に多い。僕自身はそう
多く見ている方ではないのだけど、「おとうと」や「雪
之丞変化」、「細雪」などは大好きな作品だ。
金田一耕助シリーズなどは、ちょっと馬鹿にしつつ
もテレビ放映されるたびに観ている。不思議だ。

市川崑の映画作りはアニメーションから始まってい
る。このあたりもとても興味深い。

<iframe marginwidth="0" marginheight="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=kageninjya-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as1&amp;asins=4309264824&amp;fc1=000000&amp;IS2=1&amp;lt1=_blank&amp;lc1=0000ff&amp;bc1=000000&amp;bg1=ffffff&amp;f=ifr" frameborder="0" scrolling="no" style="WIDTH: 120px; HEIGHT: 240px"> </iframe>

よく言われることだが、名脚本家であった妻・和田
夏十と死別してからの作品に精彩がない。そのへん
は僕も同感だ。


「おとうと」について和田誠と井上ひさしが語った章
は読んでいてワクワクしてきた。

うん、うん、わかる、わかるの嵐!!

「脚本は和田夏十さんだとばかり思っていました。」
と井上。「水木洋子さんですね。」と和田。「え~っ!
知らなんだぁ~!」と僕。

他にも、塚本晋也、小西康陽、橋本治、宮部みゆき
などそうそうたるクセ者たちが「市川崑の映画」を語
っていた。全部が対談形式で書かれている。
溝口、小津、黒澤、成瀬みたく研究書って感じじゃな
いのがまたいいね。

1915年生まれだから、今年で91歳!「犬神家の
一族」を今年リメイク中。今も撮影所でくわえタバコ
をしながらファインダーを覗いていることだろう。

スゴイ!の一言。


PS.感謝

2006-07-27 23:01:58 | 日記・エッセイ・コラム

今日は新人さんが多数参加してくれた。

見学しててもなんだから、と、いきなり各部署に入っ
てもらう。OHPの調光、タネ板替え、スクリーン操作…。

「Aスクを消して。」「Bスクを点けて。」「Bスクを上げ
て。」な~んて指示を出すけど、皆ポカンとしている。

そりゃ、そうだ。どれがAスク、どれがCスク、何の説
明もしてないんだから(苦笑)。

皆んな、どんなふうに感じてくれただろう。。。こりゃ私
がいないと大変なことになるわ…などと思ってくれたの
ならいいけど。

中学校二年生の女の子にも、いきなりスクリーンの上
げ下げをやってもらった。とても覚えが早い。なんだか
楽しそうにやっていたように見えた…。これから影絵
人形の操作などに楽しさを見い出してくれたらいいの
だけど。

役者と裏方が力を合わせ、
中学生とおじさん、おばさんが助け合い、
子どもは大人たちに見守られ、大人は子どもたちに勇
気づけられ、ひとつの舞台を創っていく。

これからどのぐらいの稽古を積み重ねることができるか
わからないけど、

僕は人間の底力を信じている。



PS.

Ishigaさん、Kawamotoさん、
KeiやKitohくんの送迎、いつも本当にありがとうござい
ます。