真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

初めて見た笑顔

2018年03月10日 | Weblog
3月4日はタイ人の友人アンのお嬢さんの結婚式だった。招待状をいただいていたのだが、1月末に極寒の仁川に行き、体調崩し、目眩が完全居直ったわけではないので、ギリギリまで待って、結局キャンセルした。

本当は昨年1月の結婚式だったが、タイの王様が逝去されたので、結婚式を1年延期したのだった。どのような結婚式を行うかは聞いていなかったが、数日前に大量の写真がFace Bookにuploadされたきたし、アンからもDVDが送られてきた。

伝統的なタイ式の結婚式が行われたいた。これを見たときに、行かなくて良かったとも感じた。タイ式の結婚式はとにかく長い。早朝からお婿さんがお嫁さんの家に船に乗ってお嫁さんを貰いに行く。途中、いくつかの障害を乗り越えて、お嫁さんのお母さんに会ってお嫁さんに合う路いうものだ。

それぞれの儀式があって、和気藹々と進めるのだが、ついでお坊さんの前で結婚式が行われてから、パーティーが始まる。招待客もすごい人数で、元JALのCA時代の友人たち、ライオン航空のパイロットの仲間達など、派手派手しく素晴らしい結婚式だったことが写真とDVDから良くわかった。

私とアンとは40年前、まだお互いが20代の時に富士通であった。彼女が研修生として半年間日本に滞在した時からの友人で、アンガ研修後に結婚式をあげるのの招待されたのだが、富士通勤務だったし、当時は海外りょくで休暇を取るのが大変な時代だったから断念した。だから、お嬢さんの結婚式には行くつもりだった。

アンはシングルマザーでお嬢さんを育てた。40年間、お互いに行ったり来たりで会っていたのだが、アンの結婚生活は決して長くは無く、とても辛い経験をしている。

アンはもともとエンジニアなのでどちらかというと寡黙だ。お嬢さんから数年前に、「パーコ(これはタイ式の私の呼び方)はママの大親友だね」って言われたこともある。

どちらかというとちょっと暗めの性格でアンが心から笑っている顔を見たことがなかった。でも、初めてお化粧した顔を見て、とても幸せそうに笑っているアンの顔を見た時、なぜか涙が止まらなくなった。やっと苦労が報われたんだなと。

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