男子学生からのメール

今日、ある資格試験を受験している方がいるのだが、朝10時頃からと午後からの２科目試験だと言っていたので、どうしているかなととても気になっていた。朝、８時半頃明大前辺りの甲州街道を走っていると、歩道橋の上を、受験生らしく男性達が試験会場であろう明大に向かって歩いていた。

いくつになっても受験は嫌なもので、受ける以上は良い結果にならなければ、再度受験しなければならない。私は大学受験に失敗し、１浪した経験から２度と同じ轍は踏まないと決め、受験するなら必ず受かる覚悟で臨んで来た。だから、その後何度かの受験には失敗はしていない。

ポリシーとしては、ある目的達成のためには、今迄自分が当たり前に行っていたことの多くの事を一度精査し、やり続ける事と止める事、受験が終わる迄一定期間諦め、目的達成のために集中するという風にしてきた。

他人は、鉄の様な意志力を持つ女だと言うが、決してそうではなく、まだ18歳という若い時に味わった挫折感とその時学習したことをを今だもってきちんと守っているということ。つまり、準備８割、後は運もあるかもしれないということだ。

昨日、男子学生から１通の長いメールが入った。彼の夢はパイロットになることだ。そのために予備校（？）にも通ってダブルスクールで夢の実現のために頑張っている。学生としては、真面目できちんと物事をこなしている様に見えるし、彼の態度を観ていると親御さんの躾もしっかりされていると思える学生だ。

メールの内容は将来の夢の実現のために今抱えている問題について、アドバイスを求めているものだった。よくよく読んでみると、夢は諦められないといいながらも、あれこれ困難な状況を説明し、どうしたら良いかというものだった。

メールでのアドバイスは誤解をよぶし、危険なので直接面談をして返答をするとメールした。答えは簡単で、とてつもなく困難な課題に取り組んでいる、あるいは、取り組もうとしている割には覚悟が足りないと言うことだ。