真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

国産腕時計100年

2013年04月27日 | Weblog
国内で腕時計の生産が始まって100年が経つのだそうだ。携帯電話が普及した頃から、若者の腕時計離れがおき、就職活動をする前に腕時計を買いなさいと注意したことを思い出す。就職活動に必需品の腕時計を学生に買いなさいと言うと、彼らは100円ショップの腕時計で充分だと良い、それが今やスマホも時計代わりになるので、腕時計の競争相手は次から次へと出て来る。

東京の百貨店によると、国産腕時計は30万円前後が売れ筋で、スイス製は100万超がどんどん売れるのだそうだ。日本製の腕時計を好んで買う外国人の方も多数いるけれど、ブランド力ではスイスには到底叶わないのが現状なのだ。

バブル期の頃は価格が高ければ高いほど人気はスイス製腕時計だったそうだ。私も時計を集めるのが趣味で、やはりバブル期にスイス製の180万円の時計を買ったのだが、今ではそんなものは恥ずかしくてしたことが無い。すっかりお蔵入りしている。

日本の時計が世界を席巻したのは、水晶に電流を流し、その振動をもとに時を刻むクオーツとけいの開発だ。1895年には1億2500万個ほど輸出していたと言うから驚く。しかし、時計産業で働く人はいま1万人足らずだそうで、1985年の5分の1に満たないというから随分と縮小してしまったな~と感じる。ちなみに2011年の国内生産は350万個だった。

シチズンの国内工場ではマイスター制をとって、超高級腕時計を総て手作りで行っているのだが、50年以上もこの仕事に就いているマイスター最高峰の女性を知っている。こういう人たちの技術に日本は支えられているんですね。

次世代ウオッチとしてはスマートウオッチだ。タッチパネル型の腕時計で、メールやツイッターの確認などが出来る機能の開発に各社がしのぎを削っている。アメリカアップル社、韓国サムソン電子でも同じような製品開発を急いでるそうだ。

スマホ1つあれば、殆どのことが可能な時代になったように思うけど、やはり腕時計は別物だ。





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