真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

働く女性の半分が

2008年07月07日 | Weblog
総務省統計局が3日発表した「2007年就業構造基本調査(速報)」によると、パートなどの非正規就業者数は1,890万人で10年前の約1.5倍に増加した。雇用者(役員除く)に占める非正規就業者の割合は35.5%で、男性が19.9%、女性が55.2%になっている。

1997年に比べて男性は8.8ポイント、女性は11.2ポイントの上昇だ。転職就業者のうち「正規」から「非正規」に異動した割合を前回(02年調査)と比べると、男性(28.4%)は上昇し、女性(52.8%)は低下している。

これらの数値をどうみるかは様々だろうが、非正規就業者35.5%は少し多すぎるように思う。10年前の1.5倍にもなっていて、女性を観れば、働く女性の半分以上が非正規就業者として働いている。先日もシングルマザーの年収と就業状況が出ていたけれど、シングルマザーの多くも、非正規就業者として働いている方が多かった。

非正規就業者が良いとか悪いとかという話しではなく、シングルマザーの多くは正規就業を望んでいるのに、なかなか正規就業に就けないという現状をどうするのかということに関心を持つべきだと思う。アメリカでもシングルマザーの現状は相当厳しいというのは分かっているが、日本よりは社会がシングルマザーに対する考え方は優しい。

日本のシングルマザーになった理由は、この10年で大きく様変わりしている。以前は死別によるものが多かったが今は離婚によるものが半分以上だ。ということは今後離婚によるシングルマザーが増えていくことが容易に予想できる。ならば、女性がシングルマザーであろうとなかろうと、偏見を持たずに希望する就業形態で働けるようにすべきだ。

多くの若者が人生に失望し、希望が持てないと言う。自殺率も高まっているのだが、「あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望しない」という言葉があると新聞記事に紹介されていたけれど、希望を捨てないで欲しい。



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