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日本共産党兵庫県委員会で働いています。

ポルトガル新時代 反緊縮のたたかい⑤ カギ握る共産党 予算案へ100以上の提案

2018-01-20 08:49:23 | 国際政治
ポルトガル新時代 反緊縮のたたかい⑤ カギ握る共産党 予算案へ100以上の提案


首都リスボンから北へ電車で1時間余り。中部のアルピアルサ市(人口約8000人)で昨年12月初めに地元の共産党が開いたクリスマス昼食会に行ってみました。同市では1974年の革命以来、一時期を除いて一貫して共産党員が市長を務めています。




アルピアルサのマリオ・ペレイラ市長

●肩をたたき
倉庫跡を利用した会場に集まったのは党員や支持者、その友人など約300人。久しぶりに会うり人々が、肩をたたき合いながら、楽しそうにあいさつを交わしていました。
演説した共産党のソーザ書記長は、この2年間に共産党の提案が社会党政権に圧力をかけてきたと強調。「ポルトガルは右派の政策と決別しなければならない。共産党は愛国的で左翼的な政策を提案し続ける」と力を込めました。
反緊縮を一致点に社会党政権に閣外協力する共産党は、社会党が示す予算案に毎年、修正提案を行っています。
2018年度案には126の修正提案を行い、約50が実現しました。そのうちの一つが、年に3500万ユーロ(約47億円)を超える利益を上げた企業への課税強化です。交渉に当たった共産党幹部によると、社会党は最後まで渋ったそうですが、最終的には説得し、盛り込むことができました。
国会(1院制、230議席)で社会党は86議席しかありません。政権が継続できるかどうかは、15議席の共産党、19議席の左翼ブロック、2議席の緑の党の閣外協力の行方次第になっています。
特に、左翼3党のなかでも、最も長い歴史を持ち、労働組合など国民の運動と深く結びつく共産党の存在感が増しています。
地元紙エクスプレソは、予算案採決を前にした11月下旬、1面トップから中の面の2ページを見開きで使って、ソーザ書記長の単独インタビューを掲載。社会党に対する評価や今後の関わり方を報じました。
共産党は、社会党との合意について「右派政権と緊縮政策を止めるための最低限の覚え書き」だとし、両党の協力は予算案をめぐる限定的なものだとしています。



地元のポルトガル共産党が主催したクリスマス昼食会=2017年12月2日、アルピアルサ

●新しい挑戦
昨年10月の選挙で再選されたアルピアルサのマリオ・ペレイラ市長は、「共産党の提案が入った良い予算が成立すると、国民には社会党の成果として映ります。共産党の活動をこれまで以上に知らせる必要があります」と語ります。
「共産党にとっては新しい挑戦です。大変さはありますね」と話すペレイラ市長。「それでも社会党との合意は右派政権を阻止する上で不可避でした。地方からも新たな可能性を探っていきたい」と意気込みを語りま}した。(アルピアルサ(ポルトガル中部)=島田峰隆 写真も)
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2018年1月19日付掲載


ポルトガルでも、左翼勢力の中で共産党が一番の老舗なんですね。
共産党の提案が社会党の成果と映る。共産党の独自の押し出しが必要って、日本での市民と野党の共闘と共通する部分がありますね。
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2 コメント

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共闘での課題 (元山欣之)
2018-01-22 11:02:36
共産党の提案で実現したものが社会党の評価になるというのは、日本共産党の票が減って立憲民主党が躍進した今の日本の共闘関係と同じですね。
やはり「見返りは民主主義」というのも同じなんでしょうね。
面白いですね。
Re)共闘での課題 (きんちゃん)
2018-01-22 11:23:52
読んでいて、そう感じました。
日本でも、市民と野党の共闘で自公とその補完勢力を少数に追い込めるようにしたいですね。

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