金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

伝統文化と子どもへの継承事業=4

2006年09月09日 | 過去の記事
伝統文化と子どもへの継承事業について (教育長)

国際文化観光都市奈良として、伝統文化・芸術・芸能等の継承・発展は大きな課題であり、未来に引き継ぐためにも我々世代でいかにその仕組みや体制づくりが出来るか求められています。

 文化庁においては、伝統文化芸術の後継者不足問題は各分野において課題とされ、さまざまな振興策や誘導施策を行っておられます。伝統技術・工芸の伝承のために朱雀門の復元や、大極殿正殿の復元事業に取り組んでおられます。
また、ソフト事業支援として、「文化芸術による創造のまち」支援事業や 伝統文化こども教室事業さまざまな誘導施策を行っておられます。
奈良県大淀町では、それらの施策を活用して平成14年から『桧垣本 猿楽座』を町の文化財産として育み、後世に伝えるために『大淀町邦楽プログラム』を実施され、文化財を継承するための環境づくりのひとつとして『大和猿楽子どもフェスティバル』を開催し本年で第4回目を迎えておられます。

奈良市でも、奈良100年会館では「ならを受け継ぐシリーズ さぁ お能に挑戦」を企画され小学生20名が今年1年間学習をされています。
また、若草公民館では、大倉流 狂言をこどもたちがとりくんだり,南都楽奏での雅楽や奈良豆比古神社で翁舞に子どもたちが取り組んでいたり、月ヶ瀬では、尾山万歳を学校で楽しく演じるなど、さまざまな取組が各所で行われています。こうした活動の萌芽をみるようになったのも、国において、文化芸術振興基本法が施行され文化庁予算が増加してさまざまな振興策が計られた事も要因です。
 8月19日付読売新聞の社説には、日本の伝統や文化を知らない若者が増えているのは、学校や家庭・地域で接し、学ぶ機会が減っているからではないかと問題提起をされていました。
 そこで、小中学校での総合学習や関連教科などで、伝統文化の学習がどのように取り扱われているのかお訪ねします。

また、先に紹介しました奈良市での『能や狂言等』の今後学校教育の中で伝統文化・芸術・芸能そして工芸に全校で取組を図って行くことについて、どのように考えておられるのか。

そして、学校教育で伝統文化に触れ、学び、関心を持った子どもたちが引き続き学習していく環境づくりや、仕組みづくりが必要だと考えますが、教育長にお尋ねします。




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