金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

NO1050 – 子どものいじめの世界を知り

2016年01月19日 | 地域活動

寒い!!これが本当の冬だろう。今日までが暖かすぎて、このまま春になればと思っていたが、やっぱり冬は寒い。冬が冬らしくていい。

 

小雪が降る中を小学校で開かれた人権学習会に参加した。今日のテーマは、「子どものいじめの世界を知り 親としてのかかわり方を学ぶ」というもので、講師は、「一般社団法人 いじめはあかんで研究所」代表の尾塚理恵子さん。

 

企業で管理職を経験し、マナーこそが人への思いやり、心遣いを育てるという視点に立って、子どもだけでなく、社会人や保護者に向けてセミナーや講演会をされ、「子どもの伸びる躾」「子どもの才能をグングン伸ばす」「9歳からは、任せて、はなれて、ちょっと聴く」など多くの著作を発表されているという人だった。

 

今日の話は、五年間民間校長として経験した小学校での「いじめ問題」に関わった話だった。いじめが問題視されるようになって大分経つが、いじめの内容も社会や人の変化と同じで、さまがわりしてきたという話から始まり、校長と教師の関係、学校と保護者の関係を体験した事例をあげながら、親と子の関係が重要と話をされていた。

 

いじめとは、子どもがいじめられたと感じたら、それはいじめなんだ。大人の価値観で「たいしたことではない」「我々の時は?」と物事を判断してはいけない。という話には、納得をした。

 

ある「いじめ」の事象では、「あの子、先生に嫌われているみたい。せやから何をしても、先生から怒られへん」、また「親が保護の悪く言っている、その子どもに対して、何をしても親から自分が怒られると思わなかった」などの例を通して「いじめ」の発端が大人にあったという事実を話された。そして、子どもは大人の事をよく見ている。という警告があった。

 

また、従来のいじめは、「相手が憎い」「嫌い、キモい」ということが原因だということがある程度わかっていたが、最近のいじめは「何かやりたいな!」という理由のない行為から始まっているという。

 

「いじめられる子」と「いじめる子」のギャップや温度差。「子ども」と「大人」の考え方、感じ方に大きなギャップや温度差(違い)があるということをしっかり認識をしていかなければいけない。

 

また、いじめ問題でよく言われる「自分が嫌なことは、他人も嫌なことなのでしないように」ということがあるが、自分が嫌なことが他人も嫌なこととは限らない」自分の価値判断で相手を判断するのではなく、相手の気持ちをおもいやるということの大切さを訴えておられた。

 

 

(おもいやりとは何か)

相手の気持ちを思える心を親が子どもに教えないといけない。という話は、自分に当てはめて考えさせられた。

 

今日は、いじめの話だったが、先生も忙しい。保護者も共働きが多くなり、子どもと関わる時間が少なすぎることが「いじめ」の大きな原因ではないかと思う。

 

先生は気になる子がいてもその子とじっくりと話をしたり、関わる時間がない。

「鍵っ子」と言われる子どもでなくても、母親と話す時間がない。子どもの方が「お母さんは働いているから疲れているので!!」と気を使っていることもあるという。

 

先生や、保護者だけではなく、子供達にもっとじっくりと関わる大人が必要なんだろうな? 

時間の確保と相手の立場で聴く力を養っていかないといけないのだろう。

 

いよいよ23日、まほろば文化祭だ。子どもたちが力いっぱい頑張れるように心をかけていこう。



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