舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

ゆきとまり

2010-10-16 13:06:22 | 東京の条件 work編


「まちあるきおどり」中目黒編、2010年10月15日昼の回(7回目)


うすぐもりに度々晴れ間がさし、爽やかな午後。

心地好い風に癒され、
こんなパフォーマンスを心がけようと思うところに、
思いがけないお客様が次々と現れ、ますます気分も盛り上がる。


工事が進み、少し広くなった改札口には集まる人々も混み合うこともなく。

軽く明るく、街に飛び出す。


広場を巡り、
広場に降り立ち、
商店街へと繰り出す。

癒しよりも活気の街は常にアップなテンポで。
う~む、からだがついていかない。
歩く街のリズムよりも、風はもっと勢いなのか、もっと穏やかなのか。


その風に揺れるコスモスは、静けさをそこに留まらせる。


甘い香りと電車の音。

解放を求めているつもりが、
その事に囚われ、
かえって息ぐるしくしている。
トンネルをくぐり、
坂を登りつめる。



自分には何も得られなかったような行き詰まり感とはうらはらに、

見渡す景色は、
向かう電車と、ぬける空と、そこらにそびえる建物とで、
今まで出会わなかった広さでした。
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