
妖精の踊りについて、書きます。
注意する点は大きく3つあります。
1つ目は、前の「二人の擲弾兵」に引き続き、付点の弾き方。
もう、嫌というほどいっぱい出てきます。
敢えてマルでは示していませんが、赤いスラーはすべてそうです。
長い音をしっかり、弓の3/4使って弾きましょう。
2つ目は、3小節目、レ#の3の指をしっかり高くしてミとくっつけること。
こちらは緑で示しておきました。
レ#、3の指をしっかり高くして次のミ、4の指とくっつけます。
この時、3指を立てすぎると上手く行きません。少し寝かして置くと4にくっつけやすくなります。
17小節からは3連符のアルペジオ(分散和音)が続きますが、これは、普通に練習すればできると思います。
弓が小さくならないように。
大きく使った方が、移弦をしっかりする練習にもなります。
私が注意する3つ目は、25小節からです。
私はこの部分は大抵、楽器をギターのように持って、ピチカートで練習してもらいます。
二人の擲弾兵から低1は出てきますが、この曲のこの部分で、1の指の位置が高くなったり低くなったりします。指をどこに置くか、確認しながら練習しましょう。
楽譜の中に、緑字で書いておきました。
ギター持ちにしてピチカートで練習する理由は、押さえる場所が目に近くなり、どこを押さえているかハッキリわかるため。
その為、大体この曲までは、指盤にフレットを付けます。
以上3つがクリアできていれば、私はこの曲は合格とします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます