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資金繰りの改善手法-Ⅳ.支払管理から資金繰りを楽にする-41.手形を振り出してはいけない

2010-03-14 10:16:51 | 企業支援
手形を振り出せば資金繰りは当面楽になるが、長期的には悪化します。
手形の振り出しのリスクを知っておきましょう。

仕入債務の支払期間が長くなれば資金繰りは楽になります。支払期間を長くするに最も簡単な方法は、買掛金の支払いを手形でするか、手形のサイトを長くすることです。
しかし、それは当面の資金繰りだけのことで、長期的には資金繰りの悪化につながります。

支払手形のデメリットを整理すると…
① 仕入代金に金利相当分が上乗せされ、仕入価格が高くなる。
② 仕入先から「手形でいいから」と頼まれ、大量仕入や不要な仕入をした結果、
 過剰在庫・不良在庫を発生させます。
③ 仕入が手形だから、販売も手形で良いというように販売条件が甘くなる。
以上のように、手形は麻薬といえます。一度依存すると、会社の頭と体がだんだん蝕まれていき、いずれ倒産という破滅になりかねません。

会社倒産の多くの原因は「手形の不渡り」です。
手形の不渡りの発生⇒銀行の取引停止⇒信用の失墜⇒信用取引の停止⇒倒産
というパターンです。

手形を振り出さなければ、当面の倒産は回避することができます。
これまで手形を振り出していなかった会社は、今後も絶対に手形を振り出してはいけません。
既に手形を振り出している会社は、手形の廃止を検討してください。

手形の振り出しは借金と同じで、さらに借金よりもはるかに簡単にできるので、借金以上にリスクがあります。


【手形払いにはデメリットが多い】


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