きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

トリプル紐

2015年04月28日 | はんどめいど
事業部のHです。

タイトルの「トリプル紐」って何
・・・って話です。

      

振袖を着るとき、
帯で豪華な飾り結びをするのですが、
帯の長さが決まっていて、
胴に二巻きした後、
残った帯の長さで飾り結びを作ります。

リボンを結ぶのと同じ要領です。
リボンが長ければ、大きな輪も出来るし、
輪をたくさん作ることも出来ます。
でも、リボンが短ければ・・・どうでしょう。

帯も同じなんです。
しかも、厚く、幅もある帯でリボンを結ぶのは、
(帯の場合、羽を作ると言った方が良いでしょうか)
大変です。
帯が短ければ、“豪華”な飾り結びは本当に難しいです。

その作業を簡単にし、しかも、
帯が短くても羽を豪華に出来る、
画期的なグッズが「トリプル紐」です。

価格は¥700前後でしょうか。
(メーカーにより異なります。)

自分で作ることも出来ます。
材料は手芸店等で簡単に手に入ります。
自分で作るなら、“トリプル”じゃなく“クアドラプル”も出来ちゃいます。

 太めのゴム(幅2センチ前後)が70センチ~1メートル
 綿テープ(幅2センチ以上)が1メートル
 ・・・さらしやガーゼ(長さ50センチ)で代用も出来ますし、
   腰紐が余分にあれば尚可です。

作り方は超・カンタンです。

腰紐あるいは、綿テープは長さを半分に切ります。
さらしかガーゼなら幅8センチくらいで二つに裂いて、縦に三つ折りします。

ゴムは、23~25センチの長さに揃えて切ります。
3本でトリプル紐になりますが、
ゴムが余分にあるようでしたら、4本取りましょう。

ゴムを重ねて、両端を紐に縫い付けます。
ゴムが厚くなるので、針が折れないよう注意して、
強く引っ張っても抜けないように縫い付けて下さい。

着付のときには、このトリプル紐を胸の下で結びますので、
細い紐だと、締め付けられる感じがします。
ですから(市販のものは綿テープですが)
紐は太めの方が苦しくないので、
 腰紐 > さらし・ガーゼ >綿テープ
で、お勧めします。

  
ちなみに は、「きものマイハウス」で
振袖の着付の時に使っている
着付のK先生の手作りの“クアドラプル紐”です。

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