きものサロンながしま福岡支店

福岡支店のスタッフが更新するブログです。
お着物に関するお悩みのあれこれを、より分かりやすくお答えいたします。

ばあちゃんの思い出

2018-11-16 15:18:10 | 日記
昨日、納品に伺ったS様。
お子様(男の子)のお着物と長襦袢の丸洗いを承っておりました。
20何年か振りに押入れから出したというそのお着物は、かなり黄変も厳しく全てをキレイにしようと思えば
金額もある程度かさむものと思われます。
今回は着用予定が迫っている為、とりあえず特急丸洗いで納めさせて頂いた次第です。


そのS様。
お母様をご自身が子供のころに亡くされ、ほとんどおばあちゃん子で育ったとの事。
そのおばあちゃんが買ってくれたのが昨日納めさせて頂いたお着物。
「この着物にはばあちゃんの思い出が詰まってるので、何とか自分の息子に着せてやりたかったんですよ」


そのおばあちゃんも2年前に他界されたそうで、
「息子の宮参りの時は事情があってこの着物を着せられなかったので、
 5歳の時は必ずばあちゃんに見せようと思ってたんですけどね~」と、とても残念そうにおっしゃってました。
「あさって、神社で写真撮り終えたらそのまま墓参りに行こうと思ってます」とも。


実は私もばあちゃん子だったので、そのお気持ちよく分かります。

もう少し早くS様にお会いしていれば、
せめて目立つ部分だけでも染み落としをしてキレイな状態で着せてあげられたのに。。。
私が悔いても仕方ありませんが、その思いが強かったです。


帰り際
「おじちゃん、ありがとー」
可愛い男の子がペコリと頭を下げてました。



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安心しました。

2018-11-15 18:58:51 | 日記
先日、集荷に伺ったK様。
福岡県の東にある行橋市のお客様です。
当店からだと約2時間はかかります


そのK様。
丁度5年前にご注文を頂いたお客様で、
「以前はお店が行橋にあったから良かったんですけど、
 博多の方に移転されてから随分ご無沙汰してしまって・・・」
「遠い所から来て頂いて本当にすみません」と、すごく申し訳なさそうにおっしゃるので、
かえって私の方が恐縮してしまいました


もう5年も空いてるので、わざわざ来てもらえないんじゃないかと心配されてたそうで
「でもですね。。。お店の女性の方がとても親切に対応して下さったので、すごく安心したんですよ」と。

電話は顔が見えないので、相手がどんな方なのか分からない部分も多いですが
それでも受話器から伝わる何かってありますよね。
きっとK様もその何かを感じて下さってご注文して頂いたんだと思います。
その事を当店のスタッフに伝えると
「まぁ~ありがたい」と。


私が訪問した時には、ちょうどご主人様もご一緒で
「さっきから思ってたんだけど、あなた、いい雰囲気もってるね~」と、
これまた身に余るお言葉
「ちょっと遠いけど、これからも宜しくお願いしますね」とも。
「私ら、着物の事は全然わからんし、どこに相談したらいいのかも分からんけん、頼みますよ。。。ながしまさん」


帰り際
「せっかく遠い所から来て貰ったんだからコーヒーでも飲んでいかんね」
次の予定が入ってる旨をお伝えし、ご遠慮させて頂きましたが
「そ~ね。残念やね~。もうちょっと話したかったのに・・・」
ご夫婦で表まで出ていらしてお見送りまでして頂いて、
本当に恐縮の極みでした。
「恐れ入る」とはこのことですね。


2時間の運転で痛み始めてた腰が、帰りはウソのように直ってました。
(気のせいかな?)



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クリスマスが楽しみです

2018-11-08 18:52:59 | 日記
「随分、ご無沙汰してますね?」と、先日お伺いしたS様。



「ブログ・・・しばらくご無沙汰じゃないですか?」

「あぁ~~~ 申し訳ございません。10月の展示会以降、なかなか忙しくて。。。」と、
無意味な言い訳。
確かに一カ月くらいご無沙汰しています。
すごく気にはなっていたのですが、きものシーズン到来と共におかげさまで忙しくさせて頂いております。

ただ「意志あるところに道あり」じゃないですが、
書く意志さえ強ければ出来たことなので・・・反省しきりです
特にS様のように私の拙い内容のブログでも楽しみにして下さってる方がいらっしゃるかと思うと、
多少の忙しさに言い訳を見つけてはいけないなと・・・改めてそう思いました。


さて、
今日は先日納品に伺ったH様のお話し。
以前このブログでも紹介したかも知れませんが、H様は2~3年後にはイギリスに永住する予定のお客様です。
お母様のお着物やご自身が若い頃にお誂えになったお着物などを、
丸洗いやシミ落とし、寸法直し等で向こうに行ってもお召しになれる状態にしておきたいとの御要望でした。

お茶をされてるので、着付けの方は大丈夫なんですけど
「向こうに行って、丸洗いとかどうしようかしら・・・」と心配されてらっしゃいました。


で、
先日の納品の際に帯や小物合わせのお話しをさせて頂いた際に
「そうしたら、私が好きな母の紅型小紋を羽織にもできるんですか?」という展開になり、
「もちろん、出来ます」と。

H様、
「もし出来るんでしたらクリスマスまでに仕上げて貰えませんか
ご主人と一緒に食事に出かける約束をしてらっしゃるとの事で、
その際に是非お召しになりたいと。。。
(ご主人は英国紳士。奥様の着物姿をとても気に入ってらっしゃるんだとか)


小紋を洗い張りして長羽織に仕立て直すとなると、
この時期、かなり厳しいスケジュールです。
「でも、もし無理でしたら来年の初釜までにはお願いしたいです」とも。


何とかH様のご希望に添えるよう頑張りたい気持ちは強いのですが、
こればかりは仕立て部門の縫子さんの頑張りに懸けるしかありません。


帰り際
「なんだか、クリスマスがとても楽しみになってきました」と笑顔のH様。
普段ならその笑顔に励まされるのに、
今回ばかりは、その笑顔が私のプレッシャーとなってしまい
「とにかく京都本店にお願いしてみます」とのお返事しか出来ませんでした。


でも、ありがたかったです。
H様の言葉の端々に、私共を信用して下さってることをヒシヒシと感じましたから。



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外国語?

2018-10-12 17:56:35 | 日記
福岡支店には九州各県や山口県からネットでお申し込みのお客様からご注文のお着物が送られてきます。


本日、長崎県から二名様。熊本県から一名様のお着物や長襦袢が届きました。
シミやほつれが無いかを点検してからお客様にお着物が届いた旨をご報告します。


まずは長崎の方に到着のご連絡を差し上げ、
次に熊本県山鹿市のU様。
お着物が届いたことを申し上げると
「********??????」
何か早口でおっしゃってます。
熊本弁の本格派です。
おそらく80代であろうU様は、しきりに
「******?????」と。


私も以前はNCに勤めておりましたので、九州各県の方言は殆ど網羅してるつもりではありましたが、
鹿児島や宮崎・熊本など南九州の本格的な方言は
特にご年配の方とお話しするとさっぱり分からないこともありました
まさにその現象が今起きてます。


少し耳が遠いようなので、
かなり大きめな声でゆっくりとお話ししましたが
「******?????」


で、
よ~く聞いて、分かる単語だけをつなぎ合わせてみると
「シミ抜きはしない。丸洗いだけでいい」
そういうお話しなんじゃないかと。。。(定かではありませんが)。。。推察しました。
まるで外国の方に急に道を聞かれた時の様な感覚


電話を切り終え、なぜか手には汗。
家族のどなたかがweb申し込みをされたんだとは思いますが、
できればU様とお会いして、ゆっくりお話ししてみたい。。。。
そんな余韻が残るような出来事でした。


それにしても・・・
県外からお申し込み下さるなんて、本当にありがたいです。
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憧れます

2018-10-11 16:38:33 | 日記
本日ご来店下さったK様。
博多帯のお仕立て上がりと紬の丸洗いをお受け取りにお越しくださいました。


「今度の展示会(10/19~21)で、羽織りものを見たいと思ってるんですけど・・・」
「私、着物の事が全然分からないからどういった物を選べばいいのか・・・
 もちろん予算の事もあるし・・・
 私の持ってる着物にどんな色が合うのかも・・・


道中着と道行コートの違いや道中着と羽織の違いなどをご説明して、
その他K様が思ってらっしゃる不安というか疑問に一つずつご説明させて頂きました。


「じゃあ、今度来る時に私の持ってる着物の写真を撮ってきますね」と。
幾分晴れやかな表情でおっしゃって下さったので、
少しはK様の中の問題点も解決したのかなと。


「私、『ながしま』さんのホームページにある『お薦めコーディネート』を見るのが好きで、
 参考にさせて貰ってるんですよ
「あんなコーディネートに憧れてるんです


ありがたいお言葉です。
私も第一回目を担当させて貰いましたが、
意外と。。。なかなか。。。大変な作業です
でも、こうしてご覧になって下さるお客様がいらっしゃることを実感すると
それはそれで私たちの励みにもなります。


もちろん、自分たちのコーディネートが100点だとは思いませんが、
着物のことがよく分からない方にとって
少しでも参考になってお役に立てているのであれば幸いです。


さて、
はたしてK様のお目に叶うコーディネートが果たせるや否や。。。
楽しみです




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