TEAMキモエ スタッフ日記

大学生を応援するキャラクター「キモエ」と運営スタッフがお届けするブログです。メイキングや裏話、日々の記録など。

夏の日の_完結編

2006-08-03 22:44:11 | 関係ない話
キモエを愛する皆さん。今日は良い日です


この前の続きです。

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あまりの恐怖に全身の細胞が逆立ちます。

声を出そうと思ったのですが、

「@*+!&%$…

言葉がうまく出せません。


カッターは、動きは相変わらずゆっくりとしたまま、

しかし着実切断面は大きくなっています。

(なんで)

(なんで)

(どうなるの)

もう恐怖心は最高レベルに達しました


そのとき、となりの部屋から

「んがっ

父の寝息が聞こえたような気がしました。


私は、少し冷静になると共に、怒りと勇気が湧き出てきました。

カッターを睨みつけて、声を出そうとしました。

「@*+!&%$…」

相変わらず言葉になりませんでしたが、それによって私は

完全に頭にきてしまいました


上手く動かない両手を握り締めると、体が少し動きそうです。

決意を固め、布団を両手で振りはらい叫びました。

「おえ~※こんにゃろ~」※は私の生まれた地方で不満の言葉です。


立ち上がって、電気を点けると部屋はいつもと変わりません。

カッターで切られているはずの障子も、どうもなっていません。


「ゼェ。ゼェ。ハァ。ハァ。」

息があがっています。

私は、恐怖感と少しの達成感が残る頭で今までの出来事を

完璧に理解しました。

「これは恐怖心が生みだした幻なんだな」と…

我ながら、幼いながらも分別ある判断だと思います。


それ以来、世の中にある恐怖現状や超常現象を全て幻覚だと

考えるようになりました。。。






あれから20数年が経ち。

先日、久しぶりに実家に帰りました。

当時の私の部屋は、今、甥っ子の部屋になっています。


その甥が、私に打ち明けました。

「この前、幽霊を見たよ」

どこで?

「僕の部屋で」

どんな?

「包丁で、障子を切ってた。」





これは、偶然なのでしょうか?


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これで終わりです。

次は、TEAMキモエ事務局長からの恐怖体験かな。