kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

Happy Birthday サザエさん

2010年04月22日 | 日記
           
  昭和の時代を描いた漫画『サザエさん』は、1946年(昭和21年)4月22日に誕生した。
スタートは福岡の地方新聞だったが、長谷川町子が東京移転し1951年から朝日新聞に
掲載され全国的な人気を得た。終戦翌年の貧しい時代から1974年まで4677回の長期間、
その時代に生きた日本家族の代表、サザエさん一家を温かくユーモラスに描いた。
波平父さん・フネ母さんを中心に、古き良き日本の家族が四コマ漫画に凝縮されていた。
江利チエミ主演で映画化され、テレビアニメにもなった日本有数のキャラクター家族。
グッズが作られたり入試問題に登場したりと、時の話題にも事欠かなかったよう。
数年前、25年後のサザエさん一家として人気俳優たちでCMが作られたほど。
日本の新聞連載漫画のベストセラー作品というのも、納得できる人気ファミリーだった。
           
 私が高齢者施設に勤務していた頃、毎年9月の敬老週間行事として演芸会が催されていた。
高齢者の長寿と幸福を願い、入所者や職員が唄や踊りの特技を発揮したものだった。
『水戸黄門』『孫悟空』などを面白可笑しく寸劇で演じたが、『サザエさん』も人気があった。
忙しい業務の合間を縫って役割を決め、ぶっつけ本番だったが高齢者が喜ぶ顔を見たくて皆が
一生懸命だった。『サザエさん一家の東京観光』と題した寸劇では、当時の話題だったディスコ
東京ジュリアナを取り上げ、若い男性職員に女装させて…業務命令…お立ち台で踊らせ大好評
普段はあまり笑顔が見られない認知症の高齢者も、手を叩いて笑っていた姿が忘れられない。
高齢者介護の原点は、喜びを感じて貰うこと。一緒に笑顔になれること。気持ちを共有できること。
生きているって楽しいと実感して貰うこと。極論すればそれだけで良いのだと思う。
 私は現在、介護の現場を離れたが、これからも原点を忘れずに何らかの形で介護に携わって
ゆきたいと願っている。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画って素晴らしい ! | トップ | さよなら歌舞伎座 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サザエさんを床屋で (k.kana)
2010-04-22 16:13:00
今日がサザエさん誕生の日だったのですね。サザエさんのマンガは子供の頃、床屋さんに行った時に読むのがとても楽しみで、散髪は二の次でした。母の教育方針か?マンガを買ってもらえなかったので特に楽しく読めたかもしれません。社会人になって単行本サイズ全45巻そろえ、書棚の一角を飾っています。ということは、私の愛読書?でしょうかサザエさんの寸劇は笑顔でみている高齢者の方のお顔が、目に浮かびます。高齢者の方に“生きているって楽しい”と実感してもらえること本当にそれだけで良いことかもしれませんね。
返信する
素晴らしい… (kimitsuku)
2010-04-22 17:58:28
そうですか、kanaさんもサザエさんのファンでしたか
終戦後の日本人を元気にしたのは、『サザエさん漫画』と『リンゴの唄』だったのでは?と思います。
庶民の他愛ない日常生活を切り取って、あんなふうにユーモラスに描いたのは、長谷川町子の非凡な才能でしたよね。
子供の頃は床屋で、長じてからは全45巻を揃えたとは素晴らしいファンの鑑ですねぇ。
 演芸会は良い思い出です。テレビよりも面白いと好評だったのですよ。
いつも真面目な顔の職員が、ワカメやカツオに扮してドタバタするのですからねぇ…
演じる方も面白かったぁ。
『サザエさん』といい『ひょっこりひょうたん島』といい、懐かしい~です。
返信する
思い出 (ミイバーです)
2010-04-22 22:32:10
「サザエさん」には楽しく懐かしい思い出がおありなんですね。当時いや今でも家庭のあり方などでは代名詞のような存在のように思います。四コマを読み終えて最後に「うふ、ふ」と笑いたくなるようなそんな今でいう癒し系かもですね、それにしても長谷川町子さんがお亡くなりなってどのくらい経つでしょうか?今でも本屋さんには歴然とシリーズであるのはすごい!
そしてkimitsukusさんの「原点を忘ず・・・」の前向き姿勢に乾杯
返信する
サザエさん (くるみみかん)
2010-04-22 22:49:54
9月の敬老の日のイベント懐かしいです。
敬老会だったか、イベントでしゃぶしゃぶのメニューがあって、しめにラーメンを入れたのには、東京出身の私たちは驚きました。でも最近は東京のお店でも、時々あります。

サザエさんは最近見ていませんでしたが、日本人の心の中には必ずサザエさんが住んでいますよね。
これからも続いてほしいです。

返信する
Unknown (kimitsuku)
2010-04-22 23:29:07
ミイバーさん、先ほどミイブログにお邪魔して帰ってきたら此方にもコメントが…有難うございます。
4600回以上にもわたった長編漫画『サザエさん』が誕生したのが、昭和21年4月だったのですね。
長谷川町子さんは、他にも『意地悪ばあさん』なんか好きでした。もう亡くなって18年になります。
人は亡くなっても良い作品は残る…文化って素晴らしい。
『サザエさん』は単なる漫画じゃなく、昭和時代が誇る文化だったと評価できますよね。
あの“ほんわか家族”、良かったですねぇ。
返信する
誰の心にも… (kimitsuku)
2010-04-22 23:41:46
くるみみかんさん、コメント有難うございます。
最初はアレ?でしたが、ようやく思い至りました。
ホント懐かしい思い出が一杯ですよね。
誰の心にもサザエさんが住んでいる…本当にそう思います。
郷愁と共に懐かしく思い出すサザエさん、慌しい現代だからこそ
時折りあの人々が心に甦るのでしょう。
忘れられない、忘れてはいけない大事なことを、伝えてくれていると思います。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事