KIMISTEVA@DEEP

新たな「現実」を構成するサブカルチャー研究者kimistevaのブログ

多大なる負の遺産

2007-01-25 17:14:52 | わたし自身のこと
ようやく先週からずっと続いていた鬱病から回復した。

鬱病は「心の風邪」とよく言うけれど、
これは、すごく上手いなぁと、わたし個人は思う。

理由その1。
わたしの場合、ダラダラダラダラと休まずに毎日を続けていると、風邪の場合と同様、鬱がこじれる。

理由その2。
治療方法は、家で一人とじこもって寝ること。これしかない。

理由その3。
さらにつけ加えると、わたしは鬱病で寝込んでいるときに、(なぜか)風邪薬を飲む。

…外の他人から見たら、完全に風邪。
だからこそ、他の人に余計な心配をかけなくても済むんだけど。

ただし、風邪と異なる大きな点がひとつ。
それは、鬱病の場合、治ったあとに多大なる負の遺産が残ること。
昨日の夜から今日までは、その負の遺産を処理するために費やすことになってしまった。


負の遺産…。
要するに、ふだん表に出さずに自分の中にしまいこんでおくような
さまざまなネガティブ感情である。
正確にいうと、ネガティブ感情を噴出させたまま、人との対応をしてしまうせいで、その方々に、ものすごーーーく不快な思いをさせてしまう。
…そのことである。

ああ。だから、鬱のときは誰とも連絡をとらないのが一番なんだっっ!
毎回、反省するのに、また同じ過ちを繰り返してしまうという学習能力のなさ。
ああ。われながら、イライラする。

そんなわけで、今日一日は、
パートナーから、研究室から、調査関係にいたるまで
多大なる不快感を与えてしまった方々に、「ごめんなさい」「ごめんなさい」とメールを書きまくった。

今回は、調査関係でご協力いただいている方にまで、迷惑をかけるという、この、どうしようもなさ。
最低である。最悪である。
取り返しがつかないことをしたのは、わかっているけれど、
どうにかそれでも調査は続けていかなければならない。
…これはかなり、がんばらないと。

ああ。多大なる鬱病の負の遺産。
もうちょっと、精神的に健康になりたいなぁ。