サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

居酒屋タクシー(流行語対象の有力候補度80点)

2008年06月27日 | それでも世界は回る

缶ビール・たこ焼き・刺し身…「あしき慣習」霞が関全体に

2008年6月25日(水)23:38
  • 読売新聞

 缶ビール、たこ焼き、刺し身の歳暮--。中央省庁の職員が深夜帰宅の際に公費で乗車したタクシーの運転手から受け取ったサービスは実に様々だった。


 17省庁で職員が1402人に上った「居酒屋タクシー」の実態調査。「あしき慣習」が霞が関全体に広がっていたことを浮き彫りにした。


 5年間で約200万円相当の現金や商品券を受け取っていた主計局職員を含め、接待を受けた職員が600人と、突出した財務省。「職務上の注意」と監督責任を問われた幹部を含めると処分対象者は612人となり、大蔵省時代の1998年の接待汚職事件(延べ131人)を大きく上回り、過去最多となる。


 財務省は、現金や商品券を受け取った職員には7月末をめどに全額をタクシー運転手らに返還させるほか、再発防止策として〈1〉深夜タクシーの相乗りを励行〈2〉公務員宿舎を巡回する帰宅用の深夜バスの運行本数を増設〈3〉深夜勤務を減らす仕事の合理化や効率化--を進めるとしている。


 額賀財務相は25日夕、「公務員としてはあってはならない恥ずべきこと。国民の皆さんに誠に申し訳ない」と述べた。


 他省庁を含め、接待の詳細も明らかになった。


 金券を受け取った職員は55人。その多くは、ビール券や商品券だった。総務省の職員が4年間に受け取った「クオカード」は計1万2500円分に。環境省では、約1万5000円相当のビール券を受け取っていた職員や、図書券をもらったケースも発覚した。


 人事院では約7年間、乗車する度に缶ビール3本と栄養ドリンク1本ずつを受け取って飲み、計1000本に達した猛者もいた。


 飲み物だけでなく、食べ物が提供されたケースも多い。国土交通省では、たこ焼きや焼きそばを受け取っていた職員が3人。文部科学省では、コーヒーセットやコメ1キロをプレゼントされた職員もいた。


 内閣府では、キングサーモンの刺し身を歳暮として受け取った職員の例も。この職員は、コメ(1キロ)を10回受け取っていた。降り際に、ビール6本入りのパックをもらった警察庁職員のケースもあった。


 度重なる接待を受け、厳重注意処分を受けた国交省の男性職員は「道順を知っている運転手なら安心して寝ていられるので利用していた。サービスとして受け取っていたが、控えるべきだった」と釈明しているという。

わはははは。「居酒屋タクシー」。
偽装問題でもいろんな名言、迷言が飛び出したが、「居酒屋タクシー」は、今年の流行語大賞の候補決定だな。
個人タクシーのおっさんには面白い人が多い。
僕はさして遠距離にならないのだが、横浜のほうに人を送ったときに、相乗りをしたこことがある。
「ツアラトゥストラはかく語りき」なんてのを大音響でかけながら、暴走族みたいなクラクションを鳴らし続ける80歳ぐらいの神風タクシーにも遭遇した。
けれそ、居酒屋タクシーには、ご相伴したことがない。
惜しいな、財務省に友だちを作っておくのだった。

問題は、居酒屋っぽい、ビールやつまみの饗応にあるのではない。
そんなことは、お得意さんへの、サービスでいいではないかと、僕は思っている。
そうではなく、金券よろしく、交換可能なチケットなどで、キックバックをしていたということだ。
税金使っての、賄賂と同じだ。
しかもみみっちい。そのことが情けない。
深夜のタクシー自粛が出たら、いきなり利用率が千分の一になったと、報道していた。
あくまでも「右へ倣え」であり、「みんなで渡れば怖くない」なのである。


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