サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

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第四十一話

2010年04月27日 | 夢脳
見渡すと、あちこちのビルにすっぽりと網がかぶさっている。
なにかの訓練だろうが、特殊部隊のような人たちが、上下にビルをすごいスピードで駆け下りている。
一方では、横に移動したり、斜めに移動したりする部隊もいる。
空中を闊歩しているように見える。
一般の人たちも参加している。
次第に、マスゲームのように、視野全体に無数の人が、空間を蠢いているさまになる。
まるで蟻の群れが大地ではなく、空間に拡がっている様に。
参加するのか、隣にいる人も、準備万端、顔が上気している。
「横に歩いたり、重心を変えたり、跳ぶようにしたり、これでなかなか大変な訓練がいるんですよ」と言う。
あなたも一緒にどうですか、と誘われる。
逃げたいのだが、なにやらそんな雰囲気でもなく、まいったなと思う。

図版:茨城童子
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