初めての待ちぼうけ。
家族はいないので玄関を早めに出て鍵を掛ける。
門扉に手を掛けて掴まりながら立ったまま待っていた。
迎えに来る時間は8時35分、念の為32分に玄関を出た。
いつも時間の正確なAkuu。
時間が5分以上変更があると電話で知らせてくれる。
なかなか来ない。
玄関を出たので電話を掛けることも出来ない。
まだ来ない。
立っている足もブルブルと震えだす始末。
まだ来ない。
立っていられなくてスクワットをしながら振るえをごまかす。
なんどか繰り返した。
30分以上経ってしまった。
もう駄目立っていられない、椅子が無いと座ることもできない。
ウエストポーチの中で携帯が鳴った。
Akuuの介護士の声だった。
話そうとしたら送迎車がやって来た。
「ごめんなさい、遅れてしまって。」
余分な言い訳を言わないでただごめんなさいと。
こんな謝り方も若さがあって真っ直ぐでいいかな。
倒れこむ寸前でしたよ。
こんなに長く立っていられるようになったのだと思えばいいかな。
朝からリハビリを始めてしまった。
Akuuに着くと朝の体操が始まっていた。
申し訳ないくらいに理学療法士3人、介護士数人。
次々と「ご迷惑を掛けてしまいごめんなさい。」
スクワットをしながら気分を紛らわしていました。
ここまで体力が付いたのだと気がつきました。
いい経験でしたよ。
個別指導の機能マッサージはオーナー先生。
腰骨を柔らかく安定させること。
「左右に揺らしてみましょう。」
胸骨(胸の中央にある大事な骨)をぐーと開く。
胸を伸ばす、あごは上げないで胸だけ伸ばす。
反り返るくらいに胸を広げながら伸ばしていると倒れそう。
先生の手で支えているので倒れることは無い。
威張っているようなくらいの姿勢になる。が
「良い姿勢になっています。この調子で行きましょう」
突発事項が起きると対応できる身体になっているのかわかる。
これが怪我の巧妙なのかな。
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