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ジジババ旅行記&自然観賞記

野鳥と花が大好きな老夫婦の旅行の記録と、自然を観賞する中で、ふと目に付いた事を写真やスケッチでごらん頂きます。

ちょっぴり春

2018-02-16 10:44:33 | 自然
寒いからと閉じこもってばかりでは、ストレスがたまります。
 「あー、どっか行きたい・・・、行きたい・・・。」
 「出ました!行きたい行きたい病。」
 「けど、このまま閉じこもってたら、カビ生えそうや!」


ちょうどいい具合に、一日だけ風もなく、穏やかな日があったので、思い切って出かけました。
いつもの万博公園ですが・・・。
ちょっとでも春の気配を、見つけられたらいいなあ。






 「あっ!マンサクが咲いてる!」
 「おう、まんず咲く、やなあ。」
 「小さい春、見いつけた!やね。」


久しぶりのお出かけで、ババのテンション、高いこと。





今年は寒さが厳しいせいか、梅の開花も遅れ気味?
まだ、チラホラとしか咲いていません。
 「けど、何となく嬉しくなるね、花が咲いたら。」
 「早よう、花見したいなあ。花見て一杯、たまらんで。」


相変わらず、ジジは飲むことばかり考えてるようで・・・。





この日は、決して気温は高くなかったのですが、
日差しが暖かく、明るく、
赤くなったナンテンの葉が、日の光を浴びて輝き、
ここにも、やはりちょっぴり春を見つけた気分。


こういう日は、鳥たちも動きが活発になるのか、
たくさん姿を見せてくれましたが、
その中から、代表して1枚だけ。






ルリビタキのオスです。きれいな色ですね。

久しぶりのお出かけのおかげで、ババのストレスも吹っ飛び、
気分のいい一日になりました。
やっぱり、自然はいいなあ・・・。






冬の万博公園

2018-02-10 12:17:35 | 自然
冬枯れの万博公園ハス池。
枯れたハスの葉やハチスが乱立し、
殺伐とした風景の中には、生き物の気配は感じられません。


そのハス池に向かって三脚を立て、なにやら熱心に撮影しているおじいさんの姿が・・・。

 「何撮ってはるんやろな。」
 「枯れたハスの雰囲気を、幾何学的にきれいやと感じる人もいてはるみたいやからね。」
 「ふ~ん。それにしても何もいてへんなあ・・・。」


二人でベンチに座り、暖かいコーヒーを飲みながら、ハス池を眺めていると、

 「あっ!何か動いた!」
 「ハスの上に止まったで! カワセミちゃうか!」
 「カワセミや!!」







あのおじいさんは、カワセミを撮っていたんだってことが、
その時になって、やっとわかりました。
それまでの殺伐とした雰囲気が、急に生き生きとして、
生き物を育む池に見えてくるのですから、
人間の目って、ホント現金なものです。






この日は、その他のところでも、カワセミばかり3度も見かけました。
でも、他の鳥は、全くダメでした。
やっぱり冬鳥は、少ないのかしらん・・・・。










シロハラ

2018-02-06 11:34:53 | 自然
立春を過ぎても、真冬の寒さが続いていますが、
これから、少しずつ春の気配が見えてくるのでしょうね。
見つけたら、きっと嬉しいんだろうな・・・。
よく探しながら、ウォーキングしてみようと思います。


今年は、あまり冬鳥が見られません。
あんまり飛来していないのか、それともジジとババが、単に運がないだけなのか・・・・。


どんなに忙しくても、1日1度は必ずウォーキングに出かけます。
いつも行く、植物園の近くに来ると、姿は見えなくても、鳥たちの鳴き声は聞こえます。
結構多いのが、ジョウビタキとシロハラ、それからツグミ。


でも、今年は鳴き声も聞こえず、聞こえるのはヒヨドリの甲高い声ばかり・・・。





赤い実を食べるシロハラです。これは、何年か前に撮ったもの。
ヒヨドリに混じっている姿を、よく見かけるもんなんですが、
今年は、たまにしか見られません。


 「シロハラなんて、腹が白いだけで地味な鳥やから、どうでもええわと思っとったけど、
   こんだけおらんかったら、ちょっと寂しいなあ。」
 「腹が黒いやつは、いつも隣におるけどなあ・・・。」
 「誰のこっちゃ!」






これは、昨年暮れに撮った写真。

 「何か、さっきのと全然違う鳥みたいやなあ。シロハラって、頭黒かったか?」
 「ホンマやねえ。それに、背中がぼこぼこしとるんや。」
 「今まで気いつかんかったな。なかなか、精悍な顔しとるやないか。」


寒くて出かける気になれないで、家にこもりがちな時、
今までに写した写真をじっくり見比べるというのも、それなりに面白いものですね。
新しい発見があるかもしれません。






台湾の国鳥

2018-02-03 11:08:58 | 自然
やっと仕事が落ち着き、自由の身になりましたが・・・・、
寒くて、どこかに出かけようという気になれません。


台湾の記事を書こうにも、もう2ヶ月も前のことだし、今更って言う感じがして・・・。
でも、台湾の野鳥で、これだけは見てほしい野鳥がいるんです。


名前は、ヤマムスメ。台湾の国鳥です。

結局、台湾に行ってる間、5日間ともずっと雨模様。
ヤマムスメを求めて、陽明山や烏来などいろいろ出かけてみましたが、
冷たい雨にはばまれ、全く見つけられないまま最後の日を迎えました。


最後の日に残された時間は、午前中のみ。
で、ホテルから近い台北植物園に再度行ってみました。
 「万が一、ヤマムスメに会えたら、超ラッキーやで。」
 「雨降ってるし、そんなうまいこといかへんで。」


ところが、植物園に入って、5分もしないうちにヤマムスメの鳴き声が・・・。
 「あっ!あそこにいるで!!!」






カラスより少し小さいくらいの、わりと大きな鳥です。
尾羽が長くて、とってもきれい。






後姿です。濃いブルーの色が、魅力的。
神秘的な雰囲気のある鳥でした。


 「やった!最後の最後で会えた!」
 「これで台湾に来た目的が果たせたね。」


いつもの年なら、ほとんど雨など降らない時期、全ての日が雨で運の悪いこと。
でも、台湾の人は、みんな親切でした。
台湾語のメニューがわからず、困っていたら、日本語で声をかけて説明してくれた、若い女性。
道を聞いたら、言葉はわからずとも、丁寧に教えてくれたおじさん。


バスの運転は荒っぽかったけど、とても楽しい旅ができました。
台湾の皆さん、ありがとうございました。