
食事をしている間に、霧がだんだん晴れて来ました。
曇っていた空も、雲の隙間から陽が射し始め、


それでも、吹く風は冷たく、心地よく、
ゆっくりと園内を散策しました。

しっとりと湿った花たちは、いきいきとして、
本当にきれいです。

もう、すっかりいいお天気になりました。
さすがに日向は暑いので、木陰のベンチで一休み。
昼過ぎから鳴き出したヒグラシの、
カナカナという涼しげな声に、ときおりホトトギスやウグイスの
声がまじり、うっとりとするような心地よさ。
やわらかく吹く風に、日ごろの暑さを忘れ、まるで天国にいるかのよう。



眼下には、大津の町が広がります。


日ごろのストレスもすっかり吹っ飛びました。
どれほど、ベンチに座っていたのでしょう。
気がつけば、もう午後4時を過ぎています。

仕方なく帰途につきます。

ロープウェイ乗り場から、京都の町を見たところです。
これから又、地獄の暑さの下界に戻ります。
生気を取り戻せた一日でした。