読めなかったＫｉｄｓ

震災が発生したのは３月１１日の金曜日、翌土曜日は私の住む地域に限らないことと思いますが、新聞の朝刊の配達が大幅に遅れました。

朝からテレビはすべてのチャンネルで震災の被害を放映している、異常な状態です。
交通網は混乱してるし、新聞の印刷や流通だって大変なことになってるでしょ。
新聞屋さんだって大変だよね。
問い合わせしたって、無駄に電話網使うことになるだけだし、しばらく待ってみよう。

そして心の片隅で、土曜版のベルばらＫｉｄｓ、いつも通り載ってるのかな、池田先生は地震の前に原稿上げてるだろうし、きっと載ってるよ、ちょっとだけ楽しみにしていた私。

そして昼頃になってようやく新聞の配達がありました。

ところが新聞受けに挟まっていた新聞を手にした私、「？？？」

我が家はＡ新聞を購読しているのですが、配達されたのは何故かＮ新聞、金融業界に身を置く私ですがほとんど読んだことのないというＮ新聞だったのです。

ひょっとして、今日は日本全国一律にＮ新聞が配達される日なんだろうか、そんな考えが頭をよぎりましたが、いやそんなはずはないよね。
新聞屋さん、この混乱で、配達を間違えたんだね。
配達する人も、いつもとは違う人なのかもしれない。
だって今日は大変な日だもんねえ。

いつもなら、新聞の誤配があると新聞屋さんに電話してちゃんと持ってきてもらうのですが、その日はとてもそんな気分になりませんでした。
てーしゅも、「どうせ地震のことが載ってるんだろ、Ｎ新聞でもいいよ」

実際、テレビでひたすら地震の情報を見聞きして、新聞まで読もうという気にはなりません。
他に新聞で重要な情報といえばテレビ欄ですが、テレビだって、新聞のテレビ欄に書いてある番組すべてスルーして地震のことやってるし。
Ａ新聞の土曜版、ベルＫｉｄｓ、読みたかったんだけど、・・・まあいいか。

職場で親しい同僚にＡ新聞の大ファンの人がおり、土曜版だけでも貸してもらおうかと思ったのですが、地震後、職場もバタバタし、私も娘が病気で休みを取ったりしたためタイミングをすっかり逃し、結局今に至るまで３月１２日のＡ新聞土曜版ベルＫｉｄｓは読まないままです。

そのうちに、図書館で縮刷版を探してみようと思います。