ベルばか日誌

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MC11巻、やっと

2014-10-19 15:12:00 | ベルばか日誌
MC11巻の感想を書こうと思いながら、すっかりタイミングを外してしまいました。

エピソード1の追加の部分、秘かにOAラブシーンを期待していたのですが、あらおばあちゃん案外元気だったのねの話でしたね。
原作の雰囲気ではずっと寝込んでいて、OAの戦死の報を聞いて後を追うように天に召されたのかと思ってました。

新作エピソードをまとめて手にすることができ、改めて読み直すことができて、大変喜ばしかったのですが、私が興味深く読んだのは巻末に収録された池田先生のインタビューでした。

エピソード1、アンドレの子供時代の話は、以前宝塚のために作った作品だったがヅカアレンジされたため自分で書いた、という逸話です。
そーか、確かにヅカばらアンドレ編、池田先生が原作を書かれたとなっていたし、内容的にエピソード1とかぶってるなあ、と思っていたのですが。

・・・そーか、原作者様、ヅカばらアンドレ編、不本意だったのね。

ヅカばらでは幼馴染だったマリーズちゃん、ずっとアンドレを思っていたのはいいんですが、20数年ぶりに再会していきなり
「結婚してくれるって言ったじゃん!」
・・・30過ぎにもなって、それはどうよ。

先生も私たちファンも、いろいろな経験を積んで年を重ねてきていますし、やはり大人として納得できるストーリーじゃないとね。

最後は大きな木のシーンで終わらせたかったとおっしゃっていた先生。
ドングリなどが成長して大きな木になるのには、やっぱり20年とか30年とか、かかるんでしょうね。
フランスも、社会も人も大きく変わったことでしょうが、確かに残るものもある。
あるいは、人はいなくなってしまっても、思い出は揺るがない。
木のシーンから、様々な解釈が考えられます。
きっと読んだ人によって、受け取るメッセージはそれぞれなのでしょう。


改めて、エピソードを書きあげて下さった池田先生に感謝です。


インタビューでは、さらに、ジャルジェ将軍やロザリーのことも書きたいとおっしゃっていらっしゃいました。
楽しみにしてお待ちしております。


そうこうしているうちに、また新作掲載のマーガレットが発売になりますね。
明日は本屋に行かねば。
そして次こそは、遅くならないうちに感想を書きたいと思います。