それはついさっきまでの話

これまで大事にしてきたものも
「今」ちがうならポイしていく。
そんな軽やかな決意です。

想像越えマネジメント①〜CMSP仲間集めは何がまずかったのか〜

2018-10-23 11:50:05 | 組織
人ってモチベーションが高まった時に、想像を超える力を発揮する。
自分でやる、自分で責任を持つ、試行錯誤する、勉強する、結果がでる
→それが全て自分の行動の結果だからとにかく糧になる。

スイッチが入った人の成長は著しいですよね

人を育てる、人が育つ環境をつくる際に、上記の思考をやはり根本におきたい

「想像を超える」は文字通り、管理できない。狙えない。再現性がない。そう思っていました。

僕自身、成功体験と苦い失敗体験があります。
CMSPは参加費が8万円のプログラムですが、その95%はスタッフの口コミで参加者を集めています(集客ではなく、仲間集めと呼んでいます)
大学生参加者にとって1週間8万円というのは決して安い金額ではありません。
2018年度春休みの時は史上最多の124人をマークし、120人の目標を上回りました。
その経験を生かした18年夏では114人になってしまいました。売り上げとしては100万円弱下回りますし、何より掲げた目標を達成することができませんでした。

どちらとも全体計画を練る立場で行いました。
なぜ、ノウハウが溜まった二回目は失敗したのでしょうか
それは

<二回目の失敗の最大要因は、一回目の成功の最大要因を見誤ったことです。
(正確に言えば、「そうじゃないかもしれない」という疑念を一切持たず、盲信してしまったことです)

全てが逆算で、計算で見積もれると思っていた僕は
%の計算を繰り返し、行動ベースで全体を管理しようとしました。
例えば、スタッフが参加者を口説く際の「質」は管理できない(コントロール外)だけど%を算出し、分母を増やす行動は管理できる(コントロール内)と思っていたことです。
一回目の時は確かに上記方法を取り入れましたが、スタッフチームが一丸となって目標に向かって挑む熱がありました。

その熱には再現性がないと感じ、二回目には数値計算に重点をおき、結果ある程度の結果が出たものの、目標には到達しませんでした。
やらされ感、疲労感がチームに漂っていた気がします。


直線的、逆算的思考だと「見積もり可能」という幻想に陥る


今思うと、「人の可能性を信じる」SETにいて、究極的に「全て見積もり可能」と思っていたぼくは
傲慢だったと思います。
また、仮にうまくいくかもしれないとして、その仕事の仕方でいいのか、人との接し方でいいのか、生き方でいいのか。そんな問いを自身に投げられなかったことが非常に悔しいです。

②に続きます