氣まぐれ剣士の言いたい放題

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209 嘘と真実

2005-09-19 07:19:24 | Weblog
気まぐれ剣士の言いたい放題

209 嘘と真実

「嘘」と「真実」を厳密に区別することは出来ませんね。「嘘」の中に真実もあり、真実の中にも「嘘」があるかも知れません。

咄嗟に出る「嘘」ほど、あなたの「本音」かも知れません。
「つい、思わず口に出た」などと人は言い訳をしますが、「思ってもいないこと」が口をついて出ることはないですね。 普段、考えているからこそ、咄嗟のひと言が出るワケで、そのひと言にこそ「真実」があり、それを否定しようとするところに「嘘」がありそうです。

「事実でないこと」を「嘘」と定義すると、この世の中は、「嘘」や「建前」で塗り固められているとも言えます。まだ達成されていない「夢」や「ビジョン」を語ることは、「嘘」をついているとも言えます。でも「言霊」には力がありますから、「嘘」でも言い続けていると、それが現実化して来ます。現実化すれば、それはもう「嘘」とは言えませんね。

どんな場合でも事実を伝えることが、正しくて「良い」ことなのではないし、「嘘」を言うことが間違いで「悪い」ことなのではないようです。 問題は「嘘をつく」ことではなく、「嘘をついてしまった」ことに対して、自分を責めて裁き、罪悪感を背負うことかもしれません。自分の本音に「嘘」をついて、自分を誤魔化して生きることが、自分を最も傷付けるようです。

 自分の心の中に、「嘘」=「悪」、「真実」=「善」という図式があるから嘘をつくと苦しくなってきます。心の中の「良い、悪い」という判断基準を思い切って無くしてみたらいかがでしょうか。
 いつも自分の素直な心に従って行動することを意識すれば、 事実と「嘘」を使い分ける必要がなくなり、常に「真実」のあなたで居られるかも知れません。

そうですね、夢を語るのは決して嘘を言っているわけではないですね。けれども事実とも違います。「嘘から出た真(まこと)」という諺(ことわざ)もあるように、どこまでが嘘で、どこまでが真実かを、区別するほうがおかしいかもしれません。

夢を夢だと思わないで、心の赴くままに行動したならきっと夢がいつのまにか真実になっているかもしれません。やっぱり、夢や希望はいつまでも持ちつづけていたいものですね。
 
気まぐれ剣士の剣道が強くなる夢は、いつまでたっても夢ですね。夢が現実になるのはいつのことでしょうか。強くなるよりボケるほうが早いようなそんな気がする気まぐれ剣士でした。

次回もお楽しみに。
以上