氣まぐれ剣士の言いたい放題

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685 今いる場所に全力を尽くす

2008-10-30 07:41:17 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

 685 今いる場所に全力を尽くす

いまいる場所で全力を尽くす。
そのことが悠久の昔から受け継がれてきた国家社会に対する責任ということなのでしょうね。
いまの日本に一番足りないことだと思います
           川口雅昭(人間環境大学教授)
              
川口先生のこの言葉は、ご対談相手の松陰神社宮司・上田俊成さんの発言を受けてのものです。
上田宮司は日本古来の神道の精神と吉田松陰の生き方を絡めながら、次のようにおっしゃっています。

「神道は、祖先があってこそ、いまの自分が存在するという『繋がりの信仰』」を大切にしています。
そして、生きている私たちが祖先や子孫に対する責任を果たせるかどうかは、いまをどれだけ懸命に生きているかにかかっていると思うんです。
松陰先生の生き方はまさにそれでした」

吉田松陰をはじめとする維新の志士たちは皆二十代、三十代の若者でした。
彼らは国家の柱石となるという強い覚悟のもと、いつでも公のために自らをなげうつ覚悟でいました。
それだけに一瞬一瞬を真剣に生きていたに違いありません。

同じ日本人でも、暖衣飽食の恵まれた環境がいつまでも続くと思って生活している
現代の私たちとは大変な違いです。環境も人々の考えも150年前とはまるで異なりますが、ただ一つ、日本が発展か衰退かという大きな転換期を迎えている状況は一緒です。

子孫に誇れる国を残すために、私たちはいま何をしていくべきか。
真剣に考えねばならない時だと思います。
志士たちの生き方は決して過去の物語ではないのです。


子孫に何を残せるか?維新の志士たちの命をかけた生き方を少しは見習わなければいけませんね。氣まぐれ剣士は彼らたちのもう2倍も生きてしまいました。

いかがでした。
次回もお楽しみに。                          以上