氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

751 カリスマアテンダント

2009-12-16 08:36:59 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

751 カリスマアテンダント

齋藤さんは、山形新幹線の車内で、ワゴンサービスの仕事をしています。
少々古い言い方ですが、いわゆる「売り子さん」です。

ところがどっこい。猛烈に売るカリスマ・アテンダントなのです。普通、平均片道7万円のところ、時には四倍近くの26万円を売る。満席で400人という車内で、187個の弁当を売った記録も持っているそうです。

いくつかその秘密を紹介しましょう。

(その1)
「僕はよく新幹線に乗るんだけど、どうしても買いづらいものがあるんだ」
と、40歳くらいの男性に言われたことがあるそうです。
それはアイスクリーム。たしかに、ちょっと恥ずかしげに、「アイスクリームを下さい」とおっしゃるお客様がいる。そこで、できるだけ小さい声で

「バニラとモカをご用意しておりますが・・・」とお尋ねするようにしているそうです。その場その場で、お客様の表情の変化を見ながら、その状況にあった配慮が必要といいます。

(その2)
山形新幹線は福島駅から在来線を通ります。そのため、山形出身の方は、
「福島を過ぎた頃からほっと安心する」と言うそうです。ある時、お客様が紙袋を差し出されて、「おねえちゃん、これ、なげてけろ」と言いました。
「これ投げるのですか」と聞くと、

「おまえ、山形のもんじゃねえな。なげるというのは、東北弁で捨てるという意味だ」

と教えてくれたそうです。以来、ゴミらしきものがあると、
「お客様、これなげてもいいですか」と聞くと、お客様は満面の笑みが帰ってくるといいます。

(その3)
マニュアルでは敬語で接することになっています。しかし、それではうまく伝わらないこともあるといいます。コーヒーを頼まれたお客様に、「ミルクとお砂糖はお付けしますか」と伺っても、耳の遠い方だと車内の騒音で聞き返される。
そんな時、お客様の耳元で、「お父さん、ミルクとお砂糖どうします」
と聞くと、「ああ、入れてくれ、入れてくれ」と、すなんり通じることもあるそうです。また、マニュアルとは違っても、おじいちゃの手がおぼつかない時には、こちらでお砂糖とミルクを入れて差し上げることもあるそうです。

 
三つのエピソードに共通するのは、マニュアルを超えるサービスです。それは、思いやりの心です。仕事の中の、「プチ紳士・プチ淑女」ですね。

こんなにデキル人にもかかわらず、始めて17年も経つのに、本人の希望で二ヶ月更新のパート契約だそうです。

でも、パートだからといって、会社に遠慮はしません。次々と、商品の提案をします。その根底にあるのは、「会社のためではなく、お客様のために働いている」という思いだといいます。

正社員だからやり甲斐が持てないというのではない。正社員とかアルバイトとかいう雇用形態の問題よりも、本当にお客様に喜んでいただけるために、どれだけ自分の工夫が活かせるか。そのほかが大事だと思うからだそうです。


すごいですね、できる人は言い訳を言いませんね。
商売のコツも、仕事のコツも一杯そこらへん氣転がっているかも知れませんね。
ただ、氣がつかないだけで、というより、氣がつきたくないって言うほうが
正解かも知れませんが・・・。

みなさん、成功するには”コツは2つ”あるそうですよ。
何だと思いますか?
それは、”コツ、コツ”とやることだそうです。
いかがでした?確かにコツは2つありましたね。

以上