氣まぐれ剣士の言いたい放題
552 負ける練習
柔道の基本は受身、受身とは投げ飛ばされる練習、人の前で叩きつけられる練習、人の前でころぶ練習、 人の前で負ける練習です。
つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。自分のカッコの悪さを多くの人の前でぶざまにさらけ出す練習、それが受身ですね。
柔道の基本ではカッコよく勝つことを教えない。素直にころぶことを教える。 いさぎよく負けることを教える。
長い人生にはカッコよく勝つことよりも、ぶざまに負けたりだらしなく恥をさらすことのほうがはるかに多いですね。
だから柔道では 始めに負け方を教える。しかも、本腰を入れて 負けることを教える。その代りころんでもすぐ起き上がる。負けてもすぐ立ち直る。それが受身の極意。極意が身につけば達人ですね。
負けるときにはさらりと負けるがいい。泣きたいときには 思いきり泣くがいい。
やせ我慢などすることはない。
その代りスカッーと泣いて、ケロリと止める。早くから勝つことを覚えるな。負けることをうんと学べ。恥をさらすことにうまくなれ。そして下積みや下働きの苦しみをたっぷり体験することだ。体験したものは身につく。身についたものー それはほんものだ。
若者よ、頭と体のやわらかいうちに、受身をうんと習っておけ。
受身さえ身につけておけば、何回失敗してもすぐ立ち直ることができるから・・・・・・
そして、負け方や受身のほんとうに身についた人間が、世の中の悲しみや苦しみに耐えてひと(他人)の胸の痛みを心の底から理解できる、やさしい暖かい人間になれるんです。
そういう悲しみに耐えた 暖かいこころの人間のことを観音さま、仏さま、と 呼ぶんです。
「負ける練習」相田みつを
確かにその通りですね。どんなに負けても這い上がれる人は強いですね。
次回もおたのしみに。 以上
552 負ける練習
柔道の基本は受身、受身とは投げ飛ばされる練習、人の前で叩きつけられる練習、人の前でころぶ練習、 人の前で負ける練習です。
つまり、人の前で失敗をしたり 恥をさらす練習です。自分のカッコの悪さを多くの人の前でぶざまにさらけ出す練習、それが受身ですね。
柔道の基本ではカッコよく勝つことを教えない。素直にころぶことを教える。 いさぎよく負けることを教える。
長い人生にはカッコよく勝つことよりも、ぶざまに負けたりだらしなく恥をさらすことのほうがはるかに多いですね。
だから柔道では 始めに負け方を教える。しかも、本腰を入れて 負けることを教える。その代りころんでもすぐ起き上がる。負けてもすぐ立ち直る。それが受身の極意。極意が身につけば達人ですね。
負けるときにはさらりと負けるがいい。泣きたいときには 思いきり泣くがいい。
やせ我慢などすることはない。
その代りスカッーと泣いて、ケロリと止める。早くから勝つことを覚えるな。負けることをうんと学べ。恥をさらすことにうまくなれ。そして下積みや下働きの苦しみをたっぷり体験することだ。体験したものは身につく。身についたものー それはほんものだ。
若者よ、頭と体のやわらかいうちに、受身をうんと習っておけ。
受身さえ身につけておけば、何回失敗してもすぐ立ち直ることができるから・・・・・・
そして、負け方や受身のほんとうに身についた人間が、世の中の悲しみや苦しみに耐えてひと(他人)の胸の痛みを心の底から理解できる、やさしい暖かい人間になれるんです。
そういう悲しみに耐えた 暖かいこころの人間のことを観音さま、仏さま、と 呼ぶんです。
「負ける練習」相田みつを
確かにその通りですね。どんなに負けても這い上がれる人は強いですね。
次回もおたのしみに。 以上